北海道内のクラフトビールのブルワリーが出店するイベント「ホッカイドウ・クラフト・ビア・ファクトリー2025」が2月22(土)、23(日)の両日、札幌市中央区のサッポロファクトリー(北2条東4丁目)で開かれます。道内7つのクラフトビール醸造所のビールのほか、北大の学生がつくった「北大未来開拓俱楽部ビール」や北海学園大のゼミ生が考案したビールなどが提供されます。(写真はいずれも昨年のイベントの様子。Be Are kids提供)
北大や北海道情報大、北海学園大、藤女子大の学生がクラフトビールの振興を目指して発足した「Be Are kids(ビーアーキッズ)」が主体の実行委主催で、昨年に続き2回目です。昨年は1日のみの開催でしたが、約600人が訪れるなど好評で、今年は2日間に延長しました。
各醸造所のビールを味わえるほか、各醸造所の醸造士(ブルワー)も来場し、つくり手から直接、醸造についてやビールへの思い、製造している地域の魅力などについて話を聞くこともできるので、ビールのおいしさが一層増しそうです。
今年の出店ブルワリーは次の通りです。
・京極麦酒(京極町)
・しもかわ森のブルワリー(下川町)
・NAKAFURANO BREWERY(中富良野町)
・美深白樺ブルワリー(美深町)
・北海道乙部追分ブリューイング(乙部町)
・Black Fox Beer(俱知安町)
・LUPICIA BREWERY(ニセコ町)
このほか、サッポロビールの前身の開拓使麦酒醸造所が1876年(明治9年)にドイツでビール醸造を学んだ日本人によって初めてつくられたビールの製法をもとに復刻した「札幌開拓使麦酒醸造所」(札幌市)も出店します。
また、Be Are kidsの学生らによるブースも開設。そこでは、北大大学院農学研究院1年の宮地帝輔さんが設立した株式会社「パイオビア」がつくる「北大未来開拓俱楽部ビール」や、同団体が提案して澄川麦酒(札幌市)が委託醸造したIPAとミルクスタウトも提供します。北海学園大経営学科の中村ゼミの学生が考案し、TRANS BREWING(札幌市)が醸造したビールも用意します。このビールは仁木町の村田果樹園のプルーンを使い、同大工学部生命工学科の新沼協研究室が単離・選抜した酵母で醸造したフルーツビール「Club PASA(クラブパセ)」です。
現在、入場券付きの前売りビールチケットを販売しており、3杯付きは2500円、5杯付きは3700円、7枚付きは4900円です。ビールの追加購入は1杯600円。前売り券の販売状況によっては、当日券がない場合もあるので、事前購入がおすすめです。
チケットの販売は専用サイトから。前売り券は日付指定ですが、両日いずれも有効の紙チケットは、札幌市内のビアバーや酒販店(酒のたなか、BEER CELLAR SAPPORO、モヤモヤベース、モルトヘッズ、クラフトビールとお酒クノワ、ヒニニツカ)でも取り扱っています。