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2022.09.07

From北海道新聞

「小清水とろり」風味新た*特産スイートポテトにルバーブジャム*甘酸っぱさ人気 販売先広げる

北海道新聞記事
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「小清水とろり ルバーブ」(右)と「小清水とろり」をPRする高城海樹さん
「小清水とろり ルバーブ」(右)と「小清水とろり」をPRする高城海樹さん

 【小清水】小清水農業振興公社は今夏、町産ジャガイモを使った特産品のスイートポテト「小清水とろり」の新味を発売し、販路を拡大している。原材料にルバーブのジャムを使った「小清水とろり ルバーブ」で、同公社は「町のおいしいジャガイモを生かした一品。名前通りのとろける食感を楽しんでほしい」と話している。

 同公社は特産品をさらに盛り上げようと、町内の女性4人でつくる「町ルバーブ生産グループ」との共同開発で、8月上旬に発売した。同公社の高城海樹(たかぎかいき)さん(23)は「ルバーブの酸味を生かした甘酸っぱい風味が人気を集めている」と手応えを語る。

 これまでは道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」のみだった販売先も増やした。7月下旬に農業振興拠点施設「町アグリハートセンター」での直売を始めた。7月末に藻琴山中腹の展望レストハウス「ハイランド小清水725」、8月上旬に「エーコープこしみず店」での取り扱いをそれぞれ開始した。

 新商品の販売も検討している。町農協と姉妹JA提携を結ぶ西宇和農協(愛媛県八幡浜市)の日向夏を用いた商品や、食感を変えたスイートサブレ「小清水ほろり(仮称)」も開発中だ。商品展開に携わる町産業課の秋田憲人主査は「もっと多くの場所で、いろいろな味わいを提供したい」と意気込む。

 商品は、町が2011年から道の駅の調理室で製造していたスイートポテトがもとになっている。今年4月に完成した町アグリハートセンターへの生産拠点移動に合わせ、レシピを継承したまま、とろける食感を前面に出す「小清水とろり」に名称を変えた。

 いずれの味も324円で販売。冷凍商品で、常温2時間で解凍する。問い合わせはアグリハートセンター、電話0152・67・5716へ。(佐藤海晟)

(北海道新聞2022年9月2日掲載)

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