【白老】白老町日の出町の「ピリカレラホテル」が、旅行雑誌「北海道じゃらん」がまとめた2024年の宿泊満足度ランキングのホテル部門で１位に輝いた。客室や食事などが高評価を得た。小山悠也支配人兼調理長（41）は「目の前の利用客と真剣に向き合った結果、評価してもらいありがたい」と喜ぶ。
23年６月～24年５月に宿泊予約サイト「じゃらんｎｅｔ」に寄せられた口コミ評価を数値化。100点満点に換算してランキングにし、昨年10月号で掲載した。ホテル部門のほか温泉宿部門、ペンション・民泊・コテージ・その他部門がある。
部屋、風呂、夕食など七つの評価項目があり、ピリカレラホテルは総合97.7点。ホテル部門の143宿泊施設（口コミ15件以上かつ85点以上）のうち最も高かった。２位はランドーホテル札幌スイーツ（札幌市）で95.0点、３位はピエス千歳Ｓ４（千歳市）で94.1点だった。
ピリカレラホテルは12年に開業し、ガソリンスタンド経営のコニサーオイル（札幌）が運営。売りの一つが客室だ。６室全て広さ50平方メートルのスイートルームでモール温泉を引いた風呂を設ける。
食にもこだわり、白老牛のステーキやしゃぶしゃぶなど地場食材をふんだんに使う。料金は１泊２食付き１人４万円弱。
小山さんは「一人でも多くに満足してもらえるよう、今後も接客や食事といった当たり前のことを徹底したい」と話す。 （武内敦貴）
(北海道新聞2025年２月７日掲載)
