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2025.03.14

「トナリエ北広島」3/15オープン~飲食店7店、スイーツ店2店を紹介~エスコン最寄りのJR駅直結

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

トナリエ北広島のJR北広島駅直結の入り口

 JR北広島駅に直結した複合商業施設「トナリエ北広島」が3月15日(土)に開業するのに先立ち、14日(金)、報道関係者に先行公開されました。1階から3階まで、飲食店や物販、クリニックなど計20店が出店しています。飲食店全7店とスイーツを販売する2店を一足先に紹介します。

フードホール横丁中央のライブアリーナに設置されている大型ビジョンとホームベースを模した装飾

 飲食店7店は、2階「きたひろフードホール横丁」に並びます。店ごとの飲食スペースもありますが、共用の席もあり、各店で購入したものを持ち寄って食べることもできます。中央は「トナリエフィールドライブアリーナ」と名付けた高さ13メートルの吹き抜けのホールになっており、イベントなどに活用されます。ライブアリーナには220インチの大型ビジョンがあり、プロ野球日本ハムファイターズのホームゲームを放映します。大型ビジョンの前の床は、実際と同じサイズのホームベースとバッターボックスの装飾がされています。

沼田町のクラフトビール味わって 
沼田町BEER KITCHEN

沼田町BEER KITCHEN

 「沼田町BEER KITCHEN」はJR沼田駅近くに開設予定の公設民営のクラフトビール醸造所のビールを扱うビアスタンド。公設民営のクラフトビール醸造所は道内で初めてで、現在、醸造免許を申請中。オリジナルのビールができるまでは、町外の別の醸造所に委託し、沼田町産の原材料を使ったり、沼田町をイメージしたりして醸造したビールを提供しています。

フラッグシップのヌマタノビールとナポリタン

 ビールは6種類。沼田町産のコメをもみのまま雪で冷やす貯蔵庫で保存した「雪中米」を使ったライスエール「ヌマタノビール」と、沼田町の夏の風物詩「夜高あんどん祭り」をイメージしたヘイジーIPA「あんどんRED灯」がフラッグシップです。いずれも飲みやすく、クラフトビール初心者にも親しみやすい味わいです。提供するビールはその時々で変わります。Mサイズ660円、Lサイズ1000円。

 フードは「沼田ケチャップの鉄板ナポリタン」(1100円)がおすすめ。沼田町の完熟トマトをつかったケチャップを使用しており、トマトの甘みとうまみがたっぷりで、さわやかな酸味もあるため、食べ飽きません。中太のめんが柔らかめにゆでられており、「由緒正しき喫茶店のナポリタン」の風情が漂います。口の周りをオレンジ色に染めながら、気取らずに食べたい一品です。

 同じく、ケチャップを使った秘伝のソースを添えた「ポークチャップ」(1200円)や沼田町産トマトピューレを使った「沼田のトマトカレー」(1100円)もあります。もちろん、ビールにはぴったりで、ランチとしても大満足です。

厚岸のカキ毎日直送、「ひこま豚」のメニューも 
大厚岸

大厚岸

 「大厚岸」は昨年11月まで札幌・狸小路で営業していた店を移転させ、開業。目玉メニューは当然、カキ。毎日厚岸から直送されるカキを生、焼きなどで提供しており、厚岸町出身の店主加藤義和さんは「やっぱり生が一番おすすめ」と胸を張ります。生ガキ、焼きガキは1個各550円、カキのバター焼きや昆布焼きは各3個で1200円。ホタテやマグロの刺身、アサリの酒蒸し(各600円)などお酒の進むメニューも充実。カキ2個とサワーかハイボールのセット(1450円)やカキ2個とビールのセット(1600円)などお得なセットも用意しています。

 森町のアグロ農場で生産されたブランド豚「ひこま豚」を使った「豚丼」(1000円から)や「しょうが焼き定食」(1000円)など、狸小路の店にはなかったメニューも加わりました。

 また、生ガキとカキフライが付く「牡蠣づくし御膳」(2300円)や「カキフライ定食」(2050円)とちょっとぜいたくなメニューもありますが、「ザンギ定食」(800円)やピリ辛さんま定食(700円)と手ごろな価格の定食も用意しており、加藤さんは「北広島の人が毎日食べたいと通ってくれたら」と話します。入手困難な厚岸町の堅展実業厚岸蒸溜所のウイスキーも提供しているので、ウイスキー好きの人も見逃せません。

函館の昆布だしのラーメンどうぞ 
ラーメンはしや

ラーメンはしや

 ラーメン店は2店、出店。「ラーメンはしや」は函館朝市の海鮮料理店が新たに出店させたラーメン店。南茅部の昆布でだしをとったうまみたっぷりのスープが自慢。森住製麺の縮れた卵めんはもちもち食感で、スープによくからみます。昆布のうまみを生かした「あっさりラーメン」(塩980円、しょうゆ1010円、みそ1140円)のほか、店主の三橋弘征さんのおすすめは、「特製ラーメン」(塩1130円、しょうゆ、みそ1190円)。あっさりはたれとスープを合わせるのに対し、特製は炒めてこくを出しています。

 サイドメニューでは、「岩海苔卵かけごはん」(450円)が三橋さんの自慢。「まかないのようなものですが、のりの風味とまろやかな卵がよく合います」と話します。

ファイターズの連勝数のサービス「連勝餃子」 
麺屋仁左衛門

麺屋仁左衛門

 「麺屋仁左衛門(にざえもん)」は、豚骨ラーメンがフラッグシップ。店長の三岡泰大さんは「豚骨というと、匂いが強くくせがあるイメージですが、くどくなく、あっさり食べられるように作っています」と話します。「とんこつラーメン」(900円)はあっさり塩味で、「辛豚骨ラーメン」(950円)は辛みと山椒のしびれ感をプラス。めんは西山製麺の特注で、豚骨はストレートめんですが、真っ黒なスープが特徴の「醤油ラーメン」には縮れ麺を合わせます。

 プロ野球日本ハムファイターズの本拠地であるエスコンフィールドHOKKAIDOの最寄り駅を意識してメニューに入れたのが、「連勝餃子」(3個、280円)。表面はカリっと、中はあっさりめで、食べやすいぎょうざです。通常でもお手頃価格ながら、ファイターズの勝利に合わせ、価格を据え置いたまま、4連勝すると4個、5連勝すると5個に増量します。三岡さんは「ファイターズの連勝を盛り上げようと考案しました。価格据え置きでぎょうざを増やすのは大変ですが、私も勝利を願っています」と笑顔を見せます。

元高校球児の店長が提供するブランド豚「ゆめの大地」 
韓流肉屋台KANCHAM

韓流肉屋台KANCHAN

 「韓流肉屋台KANCHAM」は釧路市と釧路町で焼き肉店を展開する「ぎゅう太」の運営会社が道央に初進出。これまでは焼肉がメーンでしたが、この店は韓国料理が主役。おすすめは、「厚切りサムギョプサル」(1760円)。厚切りの豚肉を焼いてサンチュにのせ、たっぷりのキムチやモヤシなどと一緒に巻いて食べます。

元高校球児の店長邵広基さん。店では韓国のビールや焼酎も味わえます

 肉は北海道ブランド四元豚「ゆめの大地」を使用。店長の邵広基(そ・かんぎ)さんは東海大四高野球部OBで、2015年春の選抜高校野球大会で準優勝した時のナインの一員。「肉のおいしさはもちろんですが、北海道で甲子園という夢を追い求めていたので、『ゆめの大地』の名前はぴったりだと響きました」と話します。

 「チュクミサムギョプサル」(1980円)はサムギョプサルとともに、うまみたっぷりの甘辛ソースで炒めたチュクミ(イイダコ)を巻いて食べます。国内最大級のコリアタウンの東京・新大久保で大人気のメニューです。韓国もつなべ「コプチャンチョンゴル」(1100円)、鉄板焼きの「下がりステーキ」(1595円)や「カルビステーキ」(1595円)などのステーキもおすすめです。

煮込みとオリジナルのお茶割り&レモンサワー 
IZAKAYAとぽす

IZAKAYAとぽす

 「IZAKAYAとぽす」は横浜屈指の繁華街・野毛に本店を構え、エスコンフィールドHOKKAIDOにも出店する人気の居酒屋。昨年からは、札幌・すすきのの複合商業施設「COCONO SUSUKINO」でも営業しています。

 看板メニューは煮込みや肉刺し、肉巻き串。「横浜もつ煮込み」(450円)は器に山盛りに盛られ、もつはくさみなく柔らか、ダイコンはしみしみ。味付けは甘めですが、添えられたニンニクの風味を感じる辛みそを付けながら食べると、味が引き締まり、焼酎やサワーにぴったり。「トロレバ」(400円)や「センマイ刺し」(550円)、「コブクロ刺し」(同)など新鮮でなくては食べられないもつ料理もそろいます。いずれもポーションは小さめながら、手ごろな価格です。肉巻き串は、豚トマト(300円)やネギを巻いた牛もも肉にいくらと大葉をのせた「にくら」(600円)、カマンベールチーズをベーコンで巻いた「カマンベーコン」(400円)など、オリジナルのメニューが並びます。

とぽすのレモンサワー苦め(奥左)とまろやか緑茶割り濃いめ(奥右)、もつ煮込み(手前右)。手前左は麺屋仁左衛門の連勝餃子

 ユニークなのは、ドリンク。通常のお茶割りは焼酎をお茶で割りますが、ここの「茶の茶割り」は茶葉を漬け込んだ焼酎をお茶で割っています。「焼酎くささ」が消え、まるでおいしいお茶を飲んでいるかのよう。さらに、焼酎の濃さをスマート(5%程度)や「濃いめ」(10%程度)など、4段階から選べます。「まるやか緑茶割り」や「香る紅茶割り」など5種類の漬け込みお茶割りはすべて550円です。

お茶を漬け込んだ焼酎を手にする大島さん

 レモンサワー(600円)も独特です。これもレモンを焼酎に漬け込んでいます。さらに、ハチミツレモンのような「甘め」やレモンピールを効かせた「苦め」、塩こうじを使った「塩っぱめ」など、5種類の味を選べます。アルコール度数も、甘めは3%程度、苦めや酸っぱめは9%程度と、味によって変わるので、好みに応じて8選べます。

 同店の大島俊介さんは「どれもぼくが考えてつくったので、オリジナル。気軽に立ち寄れる地域の人気店になれたらうれしい」と話します。

スープカレーとインドカレー お得なセットも 
CRAZY SPICE

CRAZY SPICE

 「CRAZY SPICE」は小樽発祥のカレー店。現在は関東や関西、沖縄まで全国で12店を展開しています。「やわらかチキン」(1300円)や「とろとろポーク」(1480円)などのスープカレーのほか、「バターチキン」(1280円)や「キーマエッグ」(1180円)などのインドカレーも提供しています。

 トナリエ限定としては、スープカレーにごはんとナン、ドリンクが付いたセット(1680円)とインドカレー2種類とミニサラダ、チキンティッカ、ナン、ドリンクが付いたセット(1680円)があり、お得に食べることができます。

期間限定ポップアップストアも

ポップアップストアでテイクアウト品を販売するベジターヴォラEDOYA

 2階には期間限定のポップアップストアのコーナーもあります。開業から1カ月ほどは、トナリエ近くの人気イタリア料理店「ベジターヴォラ EDOYA」が出店。サンドイッチやミネストローネ、ティラミスなどのデザートをテイクアウトで販売しています。

和洋菓子、パン、おにぎり、カフェ…。トナリエ限定品も 
暁patisserieFURUTA

暁patisserieFURUTA

 1階には、スイーツ店2店が出店しています。長沼町で人気のスイーツ店「暁patisserieFURUTA」は、和菓子と洋菓子に加え、パンとおにぎりも扱います。自家製のイチゴジャムやジュレを使ったイチゴ形のムースケーキ「暁のいちご」などの生ケーキ、大納言の食感が人気のつぶあん入り「暁のどらやき」、メロンパンの中に豚の角煮を入れた「おかずメロンパン」の「おかメロ」などが店内にずらりと並びます。

人気のムースケーキ「暁のいちご」を小さくした「イチゴの涙」を手にする吉田さん

 トナリエ限定で販売するのが、人気のムースケーキ「暁のいちご」のミニバージョン「イチゴの涙」。大きめのイチゴサイズで、見た目は果物のイチゴと見間違えそう。冷凍で販売し、そのまま食べるとアイスケーキ、解凍するとムースとして楽しめます。社長の古田浩真さんは「イチゴに似せてつくったので、本物にそっくりと言われるとうれしい。手土産にもぴったり。ぜひ味わってみて」と呼びかけます。

玄米と黒米のおにぎり(奥)とカレーパン(手前左)、必勝もち

 いくつか購入して、食べてみました。おにぎりは、ゆきひかりの玄米に黒米を混ぜており、見た目は桜色で、具はしそみそやおかかわさびなど。もっちりとした食感で、腹持ちも良く、体にも優しくつくられています。「生ドーナツ カレー」は、表面はサクッとしており、揚げているのに軽い仕上がり。中のカレーは辛さはそれほどではありませんが、スパイス感たっぷりで本格的な味わいです。「必勝もち」はトナリエ限定で、エスコンフィールドHOKKAIDOを本拠地とする日本ハムファイターズの勝利を願ってつくりました。ファイターズの勝利だけでなく、北広島の受験生や頑張る人たちへの応援の気持ちを込めたそうです。

 店の一角は暁としては初めてのカフェになっており、コーヒーやジュース、ソフトクリーム、パフェなどを用意しています。

長沼の人気ソフトクリーム店、町外初進出 
あいチュらんど

あいチュらんど

 エスコンフィールドHOKKAIDO行きのシャトルバス乗り場の前に店を構えるのは長沼町のソフトクリーム店「あいチュらんど」。夏には行列のできる人気店の初の2号店です。1番人気はバニラソフト。新鮮な牛乳に濃厚な生クリームをたっぷり加えており、濃厚な味わいですが、しつこさはなく、後味はさっぱり。ボリュームもあり、ソフトクリーム好きにはたまらない一品です

トナリエ限定のシフォンケーキパフェ(左、ソフトクリームなし)とコーヒーゼリー&ムースパフェを手にする登さん

 トナリエ限定は、2品。「シフォンケーキパフェ」は栗山町のブランド卵「茜」を使ったオリジナルシフォンケーキの上に、注文後、ソフトクリームを盛り付けてくれます。720円で、ソフトクリームなしは550円。「コーヒーゼリー&ムースパフェ」はほろ苦いコーヒーゼリーとなめらかなコーヒームースの上に、ソフトクリームをのせます。650円で、ソフトクリームなしは450円です。

 店を運営するシグナルの取締役登洋子さんは「長沼までは車がないと来るのが難しいのですが、駅直結の立地なので、足を運びやすくなりました。ちょうどバス停の前なので、バスの待合時間やエスコンの行き帰りにぜひどうぞ」と話しています。

住所/北広島市栄町1丁目52
営業時間/午前10時~午後10時(店舗によって違いあり)
定休日/月曜日不定休。店舗によって違いあり
小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

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