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2025.04.08

From北海道新聞

<マチのこだわり味自慢>焼き鳥専門 ぎんねこ=旭川市*新子焼き 地域も元気に

北海道新聞記事
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ぎんねこの看板メニュー「新子焼き」
ぎんねこの看板メニュー「新子焼き」(熊谷洸太撮影)

 若鶏の半身を甘辛いタレと炭火で焼いた香ばしさが包み込む。旭川名物の「新子焼き」(2千円)。「焼鳥専門 ぎんねこ」で1950年の創業以来、看板商品として親しまれてきた。

 柔らかい食感と味わいにこだわり、十勝管内中札内村産の鶏肉を生で仕入れて使う。肉厚の半身を炭火で30~40分かけてじっくりと焼き、最後は秘伝のタレにくぐらせる。タレは甘辛いしょうゆベースで、あっさりとした味わいだ。

 3代目店主の久保竜弥さん(45)にとって、新子焼きは「家の味です」。幼少期は初代の祖母が切り盛りする店を訪れ、親しんだ思い出の味だ。大学卒業後は郵便局員となったが、祖母が大切にしていた店を守りたいと考え、32歳のころにのれんを継いだ。

新子焼きの火の入り加減を見極める久保さん。炭火を使った手焼きもこだわりの一つ
新子焼きの火の入り加減を見極める久保さん。炭火を使った手焼きもこだわりの一つ(熊谷洸太撮影)

 自宅でも店の味を気軽に楽しめるよう、店主となった翌年、真空冷凍パックの製造を始めた。持ち帰った新子焼きを冷凍して遠方の家族に送っている客の話を聞いたことがきっかけだった。

 かつては旭川でしか知られていなかったが、近年は観光客の注文も増えた。きっかけは19年に全国放送のテレビ番組で紹介されたこと。番組の司会を務め、今月1日に死去したタレントみのもんたさんにスタジオで食べてもらった。

 新子焼きを生かした地域活性化にも力を入れる。12年に市内の飲食店でつくる「旭川名物“新子焼き”の会」を共同で結成。語呂合わせで4月5日を「新子焼きの日」とし、スタンプラリーなどを行ってきた。今後は地元の小学校などで「旭川の食文化として新子焼きに親しめる取り組みができたら」と語る。(和泉優大)

▼所在地 旭川市5の7(5・7小路ふらりーと内)
▼電話 0166・22・4604
▼営業時間 午後1~10時
▼取り寄せ 店のオンラインショップ(https://ginneko.base.shop/)から。新子焼き真空冷凍パック(1食入)2300円。送料別。
▼定休日 月曜
▼交通 JR旭川駅から徒歩10分

(北海道新聞2025年3月28日掲載)

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