
【岩見沢】市内毛陽町で養鶏場を営む「北海道ウイングファーム」が21日、新たな銘柄鶏「美流鶏(ミルドリ)」の鶏肉を発売した。平飼いで育成し、脂身の少ない軟らかい肉質が特徴。同日には同じく平飼いで育てた鶏の卵「ゆあたま」も発売し、同社は「岩見沢の新たな名産として定着させていきたい」と話す。
同社は札幌市の人材派遣会社「アスクゲート」の子会社で、2022年から国内で生産が珍しいフランスガモのカモ肉を生産・販売している。一方、カモは寒い間は卵を産まず、商品を出荷できない時期が生じてしまうため、新たに鶏肉・鶏卵の生産にも着手した。
北海道ウイングファームによると、日本の鶏の9割は鶏を数羽ずつカゴに入れて管理する「ケージ飼い」だが、同社ではビニールハウス内に小屋を設け、温度管理をしながら平飼いで育てている。自由に動けるため筋肉が付くほか、えさは配合飼料に長沼町の源泉豆腐のおからや美唄市の玄米をブレンドし、栄養価を高めているという。

美流鶏は養鶏場がある周辺地域を指す「美流渡地区」、ゆあたまは岩見沢の地名の由来の一説とされる「浴沢(ゆあみさわ)」から名付けた。同社の笹花駿取締役(32)は「岩見沢の食材の一つとして有名にし、地元に必要とされる存在にしていきたい」と話す。
美流鶏は養鶏場での直売価格で1キロ当たりムネ1080円、モモ1404円など。公式ホームページから通販も受け付ける。ゆあたまは6個入り350円で直売するほか、同360円で札幌市内の「わくわく広場ル・トロワ店」などで販売する。問い合わせは同社、電話0126・35・5952へ。(横田望)
(北海道新聞2025年3月22日掲載)