北海道 食と観光のWEBメディア

Language

Language

北海道観光情報サイトトリップイート北海道

テーマから探す

キーワードから探す

2025.04.22

【2025年版】桜の名所、札幌・円山公園 テイクアウトグルメ特集~花見や散策のお供に♪⑤サンドイッチ(憂鬱な木曜日)

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

 四季を通じて札幌市民や観光客に親しまれている円山公園。隣接する北海道神宮や円山動物園、天然記念物に指定されている円山原始林、円山球場などとともに、散策やスポーツ、憩いの場として愛されており、特に春、桜の季節には花見をする人たちでにぎわいます。桜を眺めて春を感じながら、おいしいものを味わえば、心も体も大満足。円山公園周辺で入手できるテイクアウトグルメを紹介します。

大通り沿い、南側にある「憂鬱な木曜日」

 大通沿いに店を構える「憂鬱な木曜日」は、パンをつまみにワインを楽しむ「パン飲み」の推奨店。店で焼き上げるチャバタやフォカッチャを使ったサンドイッチは、注文が入ってから1つ1つ手作りしており、温められたパンの香りとフレンチをベースにした味付けの具が、ワインにもビールにもぴったり。店内飲食向けにフレンチのアラカルトメニューも20品近く用意されており、さらにお酒が進みます。

間借り営業から独立して店を構えた店主の加川さん

 同店は、ビストロなどでシェフとして腕を振るっていた店主の加川憂さんが、札幌市中央区にある間借りキッチン「MAGAACY(マガーシー) SAPPORO」でサンドイッチ店を「間借り営業」していたのが始まり。勤務先の店が休みの木曜日に営業していたところ、好評だったことから2023年5月、独立して開店させました。一見変わった店名は、木曜の間借り営業だったことと、加川さんが自分の名前を説明するときに「憂鬱の憂」と言っていたことからきているそうです。

 「サンドイッチとワインの店」とうたう同店の看板メニューは、もちろんサンドイッチ。定番はチャバタを使った6種です。人気ナンバー1の「ローストビーフサンド」(1000円、ハーフ750円)は手作りの柔らかなローストビーフをキャベツのコールスローとともにたっぷりはさんでいます。甘みと酸味、さっぱり感のバランスが絶妙なハニーマスタードソースがよく合います。

人気ナンバー1のローストビーフサンド。この日仕入れていた宮崎市のNovoru Brewingのクラフトビールと一緒に

 「フレンチトーストサンド」(1100円、ハーフ750円)はチャバタを甘さ控えめの卵液に浸して焼き上げたフレンチトーストで、豚肉のハムとチェダーチーズをはさみ、上にはちみつとブラックペッパーをかけてあり、口の中に甘さとしょっぱさが同時にやってくる、やみつきになる味わいです。間借り営業時代には、開店から数時間で200個以上出たこともある大人気メニューです。「豚ハムとキャロットラペ」(1000円、ハーフ750円)の豚ハムは手作りで、低温調理でじっくり火入れし、しっとり。ラペの酸味のある甘さとあいまって、豚ハムのおいしさが引き立ちます。

サンドイッチに心置きなくかぶりつけるよう、おしぼりもたっぷり用意されています

 どれも注文が入ってからフライパンでフォカッチャをカットして温めます。加川さんは「トースターだと水分が飛んでしまうので、カットした断面はカリッと、上の部分は水分をキープして、もちっとするように仕上げます」と話します。

 定番以外にも、フォカッチャを使い、数カ月で変わるスペシャルサンドイッチが数種類あります。取材の日には、低温調理で軟らかく火を入れた鶏肉をカリッと揚げてサワークリームとディルのソースを合わせた「フライドチキンサンド」と、くるくる巻いた豚肉にじっくり火を入れたボルケッタにマンゴーソースをかけた「ポルケッタサンドwithマンゴーソース」がありました。

テイクアウトは容器代としてプラス100円

 サンドイッチはプラス100円でテイクアウトでき、昨年のゴールデンウイーク期間中は、外に長い列ができるほどの人気ぶり。予約がおすすめです。店内ではぜひ、ワインやクラフトビールに合わせて食べてみてほしいそう。加川さんは「ハンバーガーだと味が濃く、飽きてしまう。シンプルで食べ飽きせず、また食べたいと思うような味を目指しています」と話します。

 店内のみですが、アラカルトメニューも充実しています。「自家製ハムとカマンベールのムース」(1100円)や「ブロッコリーのアーリオオーリオ」(650円)、手作りの「海老と鰹節のケークサレ」など、ワインが蒸発する勢いで進みそうなおつまみが並びます。「パン飲み」を自称するだけに、フォカッチャ(ちょっぴり250円、たっぷり400円)や注文が入ってから焼き上げる「焼きたてクロワッサン」(450円)も用意しています。

カウンターに並べられたナチュールワインのボトル。北海道産の希少なものが置いていることもあるそう

 ドリンクはナチュールワインが一押しで、グラスで900円~1200円。その時々で品ぞろえが変わり、北海道産のものがあることも。クラフトビールの生、缶、クラフトジン、ウイスキーも置いています。

 通し営業で、アラカルトやアルコールもいつでも注文できる「昼飲み」の店。休みの日に、アラカルトのメニューをつまみにワインやビールを楽しむのもよし、サンドイッチで「パン飲み」するのもよし、仕事帰りにワインを1杯、シメ用にサンドイッチをテイクアウトするのもよし…。いろいろな料理を少しずつ集めた「前菜盛り合わせ」(1000円)もあるので、1人飲みも楽しめそうです。

店名/サンドイッチとワイン 憂鬱な木曜日
住所/札幌市中央区大通西23丁目1-1円山公園マンション1階
電話番号/050-3145-0652
営業時間/午前11時半~午後9時
定休日/不定休。インスタ参照
たばこ/禁煙

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

トリップイート北海道

北海道新聞社が運営する、食と観光に特化したWEBメディアです。 北海道には、四季折々の美しい自然と多彩なアクティビティー、新鮮な食材、地域自慢の料理と酒があります。そんな魅力たっぷりな北海道の楽しくて、おいしくて、なるほど!な情報を、担い手たちの情熱と共に発信します。

当サイトを英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語に翻訳することができます(一部のリンク先ページを除く)。翻訳は機械的に行われるため正確に翻訳されない場合があります。十分ご理解のうえご利用ください。

お問合わせ

株式会社 北海道新聞社
〒060-8711 北海道札幌市中央区大通東4丁目1

食と観光

PAGETOP