
春の訪れとともに、札幌屈指のお花見スポット、円山公園と北海道神宮の桜の様子が気になり始めますよね。TripEat北海道は2025年4月17日から、公園と神宮の3カ所で桜の木を撮影し、開花の状況をお届けしています。札幌管区気象台が開花宣言を出した翌日の4月24日(木)には、円山公園管理事務所が独自に「標本木」と定めているエゾヤマザクラもたくさんの花を付けていました。早咲きの木の一部は満開に近いものもあります。ただ、まだつぼみの木も多く、見ごろはもう少し先になりそう。今後も満開まで毎日更新するので、ぜひチェックしてみてください。

D:番外編 円山公園坂下野球場




4月22日にTripEatが独自に開花宣言を出した坂下野球場の1塁ベース側のソメイヨシノ=写真1枚目=は、ほぼ満開。大勢の市民や観光客が集まっており、ベンチに座って眺めたり、スマホを片手に写真を撮影したりと楽しんでいました。9本あるソメイヨシノのうち、3塁側の木=写真2枚目=も満開に近くなっていますが、残りの木はまだつぼみの状態。全体が咲きそろい、見ごろになるにはやや時間がかかりそうです。とはいえ、現在咲いている2本の木が、つぼみがほころび始めてから数日で満開状態になったことを考えると、気温や日当たりによっては、すぐに満開になる可能性もありそうです。
A:円山公園 遊具広場前


円山公園管理事務所が独自に円山公園の「標本木」と定めているこの木も、開花しています。昨日23日にTripEat編集部メンバーが午前中に訪れた時には、数輪ほころんでいる程度でしたが、午後から気温が上昇し、管理事務所は同日、開花を宣言。24日には、たくさんの花が開いていました。ただ、まだ3分咲きといったところでしょうか。札幌管区気象台が発表する「満開」はここ数年、開花宣言から2~6日程度後が多いようです。26~27日の週末や29日の祝日辺りが見ごろとなるかもしれません。
B:北海道神宮 第二鳥居・表参道近辺


参道中程、社殿に向かって左側の背の高い木が開花していました。日当たりにもよるのでしょうが、咲いているのはこの木だけ。 上の方の一部でピンク色の枝が揺れています。ほかは赤みが濃くなっているものもありますが、あまり変化がなくつぼみが黄緑色で固そうなものも多くあります。
C:北海道神宮 裏参道口


日当たりの良い裏参道口の桜は、ほぼ満開!木全体がピンク色に染まり、枝にはたわわに花が付いています。ここが例年、早めに開花することが知られているのか、訪れる人が絶えません。観光バスの駐車場に面しているので、ツアーで北海道神宮を訪れる外国人観光客が通る場所。この季節、満開の桜が出迎えてくれれば、札幌の印象もアップすることでしょう。
D:番外編その2


北海道神宮の梅林では、数日前から咲いていた赤梅に加え、昨日ちらほらと咲き始めていた白梅も開花が進み、梅林を遠くから見ると濃いピンクと薄桃色のもやがかかっているかのようです。木の個体差もあり、まだ咲いていない木もあるので、全体が咲きそろうにはもう少し時間がかかるかもしれません。梅林の端の方にあるモクレンは1輪、開花。ほかのつぼみも大きく膨らんでおり、モクレン特有の甘やかな香りが広がっています。


花の便りを耳にしたのか、24日の人出は、前日までより格段に多くなっています。裏参道では出店のテントを設置するなど花見の準備が進んでいましたが、この日は営業を始めた店も増えました。公園内での火気の使用は禁止されていますが、参道沿いに出店している店の中には座って飲食できるスペースを設けているところもあり、この日も早々にジンギスカンを楽しんでいる人たちがいました。
大勢の人が訪れているのに、国の天然記念物に指定されている円山原始林に隣接し、園内にも樹木がたくさんある円山公園では、野生生物の姿や野鳥の鳴き声を見聞きすることができます。この日も、多くの鳥の鳴き声が聞こえ、ヤマガラでしょうか=写真2枚目、中央やや右=、カメラに姿を収めることができました。