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2025.05.15

From北海道新聞

<マチのこだわり味自慢>内藤食品工業=室蘭市*ふっくら納豆 甘み強く

北海道新聞記事
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ふっくらした食感や甘みが特徴の納豆「おらが街」
ふっくらした食感や甘みが特徴の納豆「おらが街」

 十勝産大豆を100%使った「おらが街」(3パック240円)は、大粒大豆のふっくらとした食感と豆本来の甘みの強さが特徴だ。室蘭市にある内藤食品工業の看板商品として親しまれ、納豆日本一を決める全国納豆鑑評会(全国納豆協同組合連合会主催)で最高賞の農林水産大臣賞に選ばれたこともある。

 市内唯一の納豆製造業者である同社は、実家が豆腐店だった内藤義夫さん(故人)が1955年に創業した。今年創業70周年を迎え、現在は義夫さんの長男で、2代目の内藤孝幸社長(74)ら家族3人で1日平均約800パックを製造する。

 納豆は仕込みから出荷まで、ほぼ3日かけて作る。製造工程で気を使うのは、納豆菌の扱い。内藤社長の長女で広報課長の高橋幸恵さん(37)は「蒸し上げた大豆を蒸気釜から出す際、菌を吹き付けるタイミングが粘りや風味を左右する」と説明する。

蒸し終えた大豆を蒸気釜から取り出す内藤食品工業の内藤孝幸社長(内藤食品工業提供)
蒸し終えた大豆を蒸気釜から取り出す内藤食品工業の内藤孝幸社長(内藤食品工業提供)

 おらが街は、販売開始から30年以上続くロングセラー商品。包装には、室蘭のシンボル・白鳥大橋や「鳴り砂」の海岸として知られるイタンキ浜など観光地がデザインされ、作り手の「室蘭愛」が伝わってくる。

 2020年にはゲーム大手セガの人気ソフト「龍が如く」シリーズに登場。ゲーム内で登場人物が食べると回復するアイテムとして使われ注目された。昨年新シリーズが発売された際には、同ゲームのキャラクターを包装にデザイン。愛好家を中心に全国から注文が殺到し、4月からの5カ月間で7千パック以上を売り上げた。

 小粒で食べ飽きない「健康へのかけはし」、オムレツやパスタとの相性がいい「ひきわり納豆」(各3パック230円)も定番商品として人気が高い。いずれも室蘭市内のスーパーのほか、大丸札幌店でも販売している。高橋さんは「商品を通じて道産大豆がもたらす甘い風味を知ってもらいたい」と話す。(三浦高志)

▼所在地 室蘭市御前水町2の1の3
▼電話 0143・22・9345
▼取り寄せ 会社の通販サイト(https://naitonatto.shop-pro.jp/)から注文できる
▼定休日 原則年中無休
▼交通 JR母恋駅から徒歩10分

(北海道新聞2025年4月28日掲載)

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