「日の出」と「カニ」と「温泉」を求めて向かったオホーツク海沿いにある雄武町。2泊3日の旅3部作の第3部は、「廃線跡&お土産」編です。
目次
雄大な景色の中にたたずむ「幻の路線」の遺構
最終日は、今はなき旧国鉄興浜南線(こうひんなんせん)の遺構を見に行きました。雄武の町内には、街並みに溶け込むように廃線跡が複数ありますが、こちらは雄大な景色の中の鉄橋を見ることができるポイントです。オニシ沼からほど近い、国道238号から20分ほど歩くと見えてきます。
興浜南線は、国鉄が運営していた鉄道です。かつて名寄線を興部駅で分岐させ、雄武町を通って浜頓別駅まで行く「興浜線」が計画されていました。その先行開業部分として、1935年に興部町から雄武町まで開通したのが「興浜南線」です。
1936年には浜頓別と北見枝幸を結んだ興浜北線も開通し、雄武-北見枝幸間の南北をつなぐ延伸工事が行われましたが、全線開通することはなく、1985年、南北ともに廃線となりました。
つながることがなかったので「幻の路線」とも呼ばれているそうです。
道の駅おうむの展望台から街並みを望む
お土産を求めてやってきたのは、町の中心部にある道の駅です。
地上24メートルの高さにある展望台は、飛行船をイメージしています。雄武の街並みとオホーツク海を望むことができます。
道の駅で雄武町土産選び
道の駅の1階には、雄武町の特産品がいっぱいありますのでご紹介します。
韃靼(だったん)そばシリーズ
寒冷地の畑作に向いていない土地でも比較的よく育つ韃靼そばですが、雄武町は作付面積日本一を誇っています。韃靼そばは、ポリフェノールの一種で抗酸化作用が高いルチンの含有量が非常に多く、普通のそばの80~100倍と言われています。雄武町では、韃靼そば特有の苦みがほとんどない新品種「満天きらり」を耕作放棄地だった神門地区で育てています。
韃靼そばを使った商品がたくさんあります。
乾麺 韃靼そば粉(満天きらり)と、道産小麦粉ゆめちからでつくってあります。
「神門のつゆ」 雄武町産の利尻昆布と鮭節でつくった万能つゆ
韃靼そば茶 お茶として楽しめるほか、そのままサラダのトッピングにしたり、お米と一緒に炊いたりしても楽しめます。
焼酎 韃靼そば「満天きらり」と、ニセコ山系雪清水と米で仕込んだ香ばしさとスッキリとした味わいが特徴。韃靼そばを茹でた後の「そば湯」で割ると最高らしいです。
コロッケ 具材のほか、衣にもそば粉を使用し、そばの香ばしい風味と苦みが楽しめる「ダッタンそばコロッケ」。その場で買って、食べることができます。
コーヒー ちょっとしたお土産にも最適です。
町公認キャラクター「いくらすじ子」ちゃんグッズ
こんなかわいいオリジナルボールペンも。町の地域活動支援センターとのコラボ商品で、1本当たり50円がキャラクターの飾りを作製した同センターの利用者に支払われます。
ちなみに本物(?)の「いくらすじ子」ちゃんのかわいい後ろ姿はこちらっ。
正面からの姿は、後ほどお見せします。
雄武漁協の海産物直売店
道の駅の斜め向かいには、雄武漁協の海産物直売店があります。毛ガニやホタテ、鮭などの海産物を買うことができます。宅配便の発送も受け付けています。
雄武町スタイル「焼床(やきどこ)」って?
雄武町では、バーベキューのことを「焼床(やきどこ)」と言います。元々は縦に2つに切ったドラム缶を使うのが雄武町スタイルですが、今では、何で焼くかは別としてバーベキューを「焼床」と呼ぶそうです。
「週末は天気良さそうだから、うちで焼床やろうか?」
って感じに使うらしいですよ。
さて、2泊3日の雄武町の旅いかがでしたか?
雄武町では今、町の魅力を再発見し、観光客を呼び込むための新たな観光プランを模索しています。みなさんも雄武町の「素敵」を探しに、ぜひ1度、訪れてみてください。
▽雄武町観光協会HP:https://welcome-oumu.hokkaido.jp/
▽雄武町役場HP:https://www.town.oumu.hokkaido.jp/
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