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2025.07.13

From北海道新聞

<マチのこだわり味自慢>高橋商店朝日店=岩見沢市*山あいで仕込むシメサバ

北海道新聞記事
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遠方の客でも買えるように設置した自動販売機。商品を手にPRする店主の高橋啓一さん
遠方の客でも買えるように設置した自動販売機。商品を手にPRする店主の高橋啓一さん

 口に入れると、ほどよい酸味とサバの風味がまろやかに広がる。岩見沢市朝日町で食品や鮮魚、日用品を扱う高橋商店朝日店の人気商品が、シメサバ「至福の〆鯖」だ。山あいの店で売る「海の味」を求めて市内外から客が訪れる。

 2代目で店主を50年以上務める高橋啓一さん(75)が手がけている。店は元々、炭鉱マンが多く住んでいた地域の鮮魚店。約70年前の創業当時からシメサバを手作りしていたという。

 ただ、時間がたつにつれ、味が落ちてしまうのが課題だった。出来たての味を損なわないようにと、5年前から「至福の〆鯖」として真空パックで冷凍して販売。「嫌いな人でも食べられるように」と改良を重ねた。

高橋商店朝日店で人気の「至福の〆鯖」のW特選
高橋商店朝日店で人気の「至福の〆鯖」のW特選

 サバは脂が乗ったノルウェー産を使う。季節で味が変わらないからだ。塩を振って丸1日置く。最も人気がある「W特選」(2枚1600円)は酢や真昆布のだしなどを混ぜた特製だれで7日熟成させる。脂となじみ、まろやかになる。ほかに4日熟成の「特選」(2枚1200円)など計3種類がある。

 かつては市内で2店舗を展開していたことから店名に「朝日店」がつくが、現在は1店舗のみ。遠方から買い求める客から「営業時間内に来られない」との声があり、3年前から店の外に自動販売機を設けた。24時間購入できるようになり好評だ。真空パックにする前は月平均で約30枚販売していた。味が変わらず提供でき、自販機もできたおかげで、今は450枚を超える。

 シメサバを20年以上買い続ける朝日町の看護師盛川裕美さん(65)は「家族や親戚で集まると、高橋商店のシメサバを食べる。みんな大好きです」と語る。

 高橋さんは自動販売機の前で真空パックを手に力を込める。「サバの臭みを消しつつ、うまみを引き出した。ぜひ味わってほしい」(高木緑)

                  

▼所在地 岩見沢市朝日町53
▼電話 0126-46-2828
▼営業時間 午前10時~午後4時(土曜、祝日は午後3時)。自動販売機は24時間
▼取り寄せ ふるさと納税の返礼品のほか、電話でも受け付ける
▼定休日 日曜日
▼交通 JR岩見沢駅から車で約20分

(北海道新聞2025年6月23日掲載)

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