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2025.07.19

「狸二条夏まつり2025 川床酒ガーデン」開幕!8/17まで、川のせせらぎと川を渡る風を感じながら、北海道産のお酒を楽しんで

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

「狸二条夏まつり2025 川床酒ガーデン」が始まった狸二条広場

 創成川に面した創成川公園の「狸二条広場」を川床に見立て、札幌の夏を楽しもうと、「狸二条夏まつり2025 川床酒ガーデン」が7月19日(土)、始まり、TripEat北海道編集部スタッフと参加してきました。京都の夏の風物詩、鴨川納涼床にならい、せせらぎと川を渡る風を感じながら北海道産のクラフトビールや日本酒、スピリッツ、ワインなどを楽しめます。8月17日(日)まで。

 狸二条広場運営協議会の主催。「Riverside Sake Garden」と銘打ち、北海道産のお酒がメインテーマ。それに合わせたフードの屋台も登場しています。飲食ブースは屋根なしのところもありますが、多くは大きなテントの下で、直射日光を避けて楽しむことができます。

飲食用のテントの中は、直射日光がさえぎられ、快適に飲めます

 ビールは、旭川・大雪地ビールの樽生をはじめ、小樽・北海道麦酒醸造の「小樽麦酒」シリーズや「フルーツブルーイング」シリーズのびんビール、道内の酒蔵の銚子びん、ハスカップやメロン、オホーツク塩、ガラナなどの味の「北海道ハイボール」、十勝ワイン(池田町)の町民用ワインなど、北海道にちなんだお酒が勢ぞろい。

上から時計回りに、ビールの飲み比べとつぶ焼き、サーロインステーキ、ソーセージ

 この日は午前中まで降っていた雨は上がったものの蒸し暑く、重苦しい空気が漂っていました。それなら、乾杯はやっぱりビールでしょう。しかも、クラフトビールの樽生があるなら、それに決まりです。大雪地ビールの「飲み比べセット」(1500円)にします。大雪ピルスナーとエールタイプの「ケラピルカ」、ヴァイツェンの「萌芽(ほうが)」が各200ミリずつで、1500円です。

 フードはこの日、5店が出店。7月31日(木)までの前期と、8月1日(金)から17日(日)までの後期で全店が入れ替わります。「かき小屋」から「焼きつぶ」(3つ600円)と「Lillyの家」から「サーロインステーキ」(100グラム700円)、「C,I,R,C,O」から「北海道産ソーセージの盛り合わせ」(1000円)を買ってきました。

テレビ塔と創成川を見ながら、乾杯!

 川床と銘打っているので、創成川の見える席で乾杯!テレビ塔も眺望でき、都会の中に川と緑のある札幌の幸せを感じます。ピルスナーはきれいな黄金色で、すっきりとしたのどごし。爽快で、「日本のビールの王道」といった味わいです。ケラピルカは3つの中では最も色が濃く、茶色がかっています。香りが強く、甘いわけではないのですが、黒糖を焦がしたようなこくと深みがあります。萌芽はヴァイツェン特有のいわゆる「バナナ香」は抑えめで、柑橘系の香りがします。苦みは少なく、柔らかな味わいです。

注文してから焼いてくれる肉
つぶの胆まできれいに取り出せると達成感があります

 まずは、サーロインステーキを一切れ。注文してから鉄板で焼いてカットして提供してくれます。ぱくっと一口かじると、柔らかくて簡単にかみ切れます。ジュワーっと肉汁もたっぷり。上に乾燥ハーブがかけらてはいますが、味わいはシンプル、肉のおいしさを存分に味わえます。

 ソーセージは10数センチのものが5本、アルミのお皿に入れ、グリルして出してくれます。たっぷりのトマトケチャップとマスタード付き。シンプルなものやチョリソー、ホワイトソーセージのようなものなど、すべて種類が違います。ハーブ入りのものが好みでした。

 つぶ焼きは、オーソドックスに甘じょっぱいたれで焼き上げてあり、これは間違いないでしょう。つまようじを指して、グルンと回して、胆まできれいに取り出せると何だかうれしい気持ちになります。

上から時計回りに、ナイアガラエールとスパークリングライラック、ピッツァフリット、メンチカツ

 暑いせいでしょうか?ビールが蒸発したみたいで、あっという間にグラスが空っぽ。余談ですが、このイベント、お酒を入れるグラスが使い捨てではなく、プラスチックではありますが、しっかりとしたものを使っています。クラフトビールの飲み比べも、ハイボール類も、しっかりしたグラスに入れてくれます。

 ドリンクメニューを眺めて、おもしろそうなものを見つけました。日本清酒の薄紫色のお酒「スパークリングライラック」(180ミリリットル、800円)。フルーツビールが6種類もあるので、その中からナイアガラエール(700円)を選びました。おつまみは、「ORSO」の「ピッツァフリット・マルゲリータ」(1000円)と「にくざわ」の「豚キムチとモッツァレラチーズのメンチカツ」(800円)を。

本日2度目の乾杯は、札幌市の木、ライラックをモチーフにしたお酒で

 さて、2度目の乾杯です。スパークリングライラックは底におりがたまっており、静かにびんを回して、スパークリングなので静かに開栓です。ちょっと吹きそうになりましたが、セーフ。おちょこは使い捨ての小さなカップでしたが、注ぐときれいなライラック色。飲んでみると、日本酒なのにワインを思わせるさっぱりとした味わい。ぴりっとした泡感と、おり部分のとろっとしたうまみがなかなか、おいしい。

 フルーツエールのナイアガラエールは、余市産の白ブドウ、ナイアガラを使っているそう。香りはナイアガラのワインそのもの。飲んでみると、ブドウの香りと甘さ、果実感が押し寄せてきて、ブドウジュースを飲んでいると錯覚しそうです。

 ピッツァフリット・マルゲリータは道産小麦100%のピザ生地で、マルゲリータの具材のトマトとモッツァレラチーズ、バジルを包んで揚げたもの。注文が入ってから作ってくれます。カットしてもらうと、切り口からはチーズがとろーり。生地がもっちりしていて、小麦の香りが感じられ、中は熱々。この組み合わせの具は間違いありません。

焼きホタテもいい香り
おおぶりなカキも豪快に焼かれます

 メンチカツも、揚げたて熱々を提供してくれました。豚キムチとモッツァレラチーズをメンチカツの肉だねで包んであり、カットするとこちらもとろーり。味は付いていますが、別添えでソースも付いており、ゴママヨネーズ味で味変も可能。モッツァレラチーズがかぶってしまいましたが、問題なし。まったく違った味わいで、別々の熱々とろーりを2度、楽しめました。

 川床酒ガーデンは8月17日(日)までの正午から午後9時まで。前期、後期の出店者は次の通りです。問い合わせは事務局の電話090-5331-9541へ。

<グルメ屋台・出店情報>
1期:2025年7月19日(日)~7月31日(木)
Lilyの家 肉三昧プレート、厳選牛サーロインステーキ、北海道産ソーセージの盛り合わせ
かき小屋 蒸し牡蠣、ホタテバター醤油、焼きつぶ
にくざわ 豚キムチとモッツァレラチーズのメンチカツ、自家製タレザンギ、牛タンのネギ塩角切りステーキ
C,I,R,C,O 完熟トマトと生ハムのマルゲリータ、北海道産小麦使用サラミとトマトのジュノベーゼ、贅沢4種チーズのクワトロフォルマッジ~はちみつ付き~
ORSO クラフトヨーグルトジェラート、士幌産フライドポテト、生海苔ゼッポリーニ

2期:2025年8月1日(金)~8月17日(日)
C,I,R,C,O 完熟トマトと生ハムのマルゲリータ、北海道産小麦使用サラミとトマトのジュノベーゼ、贅沢4種チーズのクワトロフォルマッジ~はちみつ付き~
大厚岸 厚岸産マルえもん蒸し牡蠣、煮つぶ、十勝牛トロフレーク丼
TAJ MAHAL Butter Chicken&Naan(バターチキンカレー&ナン)、Taj Kebab Wrap(タージケバブラップ)、Indian Yakisoba(インド風焼きそば)
Farmer’s Chicken ロティサリーチキン&特製フライドポテト、チーズチキン、フィッシュ&チップス
しはち水産直営 北海道漁師直送浜焼き盛り!、寿都産カネサ漁協 親方の焼牡蠣、湾宝ほたてとうにかに濃厚バター焼き

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

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