
【余市、仁木】優れた品質のワインを造るワイナリー(醸造所)を表彰する「日本ワイナリーアワード2025」(日本ワイナリーアワード協議会主催)で、余市町から11カ所、仁木町から3カ所の計14ワイナリーが選ばれた。後志管内からは両町を含め計17カ所が受賞した。
余市町からは、最高位の五つ星にドメーヌ・タカヒコが初回から8年連続で選ばれた。ドメーヌモンは前年の三つ星から四つ星に上がった。新顔のランセッカとミソノヴィンヤードが初めて三つ星を受賞した。昨年、四つ星の平川ワイナリーは参加を辞退した。
ワインによる町おこしをけん引する同町の斉藤啓輔町長は「(昨年の10カ所から)過去最多の11カ所が受賞したことは大変喜ばしい。今後も持続可能な成長を目指す」とコメントした。
仁木町からは、NIKI Hillsワイナリーが初の四つ星に輝くなど3カ所が受賞。同町の佐藤聖一郎町長は「(仁木産ワインの)受賞で国内外からより認知されるのはうれしい。道産ワインの先頭を走り続けられるよう町としても支援していきたい」語った。
(土屋孝浩)
このほかの管内の受賞ワイナリーは次の通り。
▽四つ星 キャメルファーム、Domaine Atsushi Suzuki、モンガク谷ワイナリー(以上、余市)、Domaine Bless(仁木)、北海道ワイン(小樽)▽三つ星 DOMAINE YUI、登醸造、山田堂、リタファーム&ワイナリー(以上、余市)、ドメーヌイチ(仁木)、OSAワイナリー(小樽)、松原農園(蘭越)
(北海道新聞2025年6月24日掲載)