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2025.08.26

ジョッキをしっかり凍らせた冷たいビールが飲みたい!札幌市内の「キンキンビール」を飲める店7選

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

 「暑いですね」が、人と会う時のあいさつ代わりになっているこの夏。そんな季節の最初の乾杯は、やっぱりキンキンに冷えたビールです。乾いたのどに「キンキンビール」を流し込めば、ついつい「プハー!」「くーっ」と声がもれます。「冷えすぎたビールは邪道」という声もありますが、せめて今は、許してください。ビアガーデンもいいけれど、もっと冷たいのがほしい日もあります。ジョッキをしっかり凍らせた究極の「キンキンビール」を飲める札幌市内のお店6店を紹介します。

 大手ビールメーカーなどによると、ビールをおいしく飲める温度は6~8度、夏はそれよりやや低めとされています。酵母やホップの香り、こくのある味わいを楽しみたいクラフトビールはそれより高めで、ラガーは6~8度、エールは8~13度が推奨されています。でも、今回はジョッキを凍らせ、ビールも凍る寸前、なんならちょっとシャリっとしていてもいい!ブルワーさんごめんなさい!という特集です。

=NEW= お得なセットあり、昼飲みもOK Cafe&酔 レ・ノール轍

北海道中央バスターミナルの地下にあるCafe&酔 レ・ノール轍

 創成川沿いの北海道中央バス札幌ターミナル地下にある、昭和レトロな雰囲気が漂う食堂街。ビルは1966年築で、食堂街には創業半世紀近い老舗もありますが、意外に新店も健闘しています。そんな店のひとつが、2025年4月にリニューアルオープンした「Cafe&酔 レ・ノール轍」。手ごろな価格と手作りの味、店主の気さくな人柄、そして「キンキンビール」がお客さんの胃袋と心をつかみ、新たな常連を増やしています。

キンキンのサッポロクラシック

 同店は2022年にオープンし、滝川市出身の前店主と同郷の現店主が今年4月に店を引き継ぎました。昼からの通し営業で、ランチを提供する一方で、昼飲みも推奨。おひとりさまでも気軽に楽しめるよう、手ごろなセットメニューも用意しています。

 ビールはサッポロクラシック(650円)。キンキンで、泡とビールの割合も7対3の黄金比です。ドリンクとフード(300円~)の単品も頼むことができますが、お得なセットが2種類。

ぼっち呑みセットの日替わり料理3品

 開店から終日、オーダーできる「ぼっち呑みセット」(1000円)はドリンク1杯に日替わりの料理3品が付きます。この日は、ピリ辛キムチ味のメンマと鶏のから揚げ、マグロとサーモンの刺身。から揚げの下にはキャベツの千切りが敷かれており、刺身のマグロは中トロで、ビール1杯では済まない内容です。

ちょい呑みセットの料理5品

 もう1つのセットは午後2時半から注文できる「ちょい呑みセット」(2000円)。ドリンク2杯に日替わりの料理5品が付いています。料理は日替わりですが、肉や魚のメインと小鉢が並び、ご飯を付ければ立派な定食といったところ。「これでちょい呑み?」と驚きを感じます。ある日のちょい呑みセットは、アジフライ、鶏のから揚げの野菜あんかけ、おくらの生ハム巻き、メンマ、海藻の佃煮。さらに、2人以上でこのセットを注文すると、プラス1500円で90分飲み放題にできるそう。1人3500円で、宴会ができてしまいます。

 料理の定番メニューの値付けは300円、500円、1000円とシンプルで、枝豆やしらす冷や奴、中華はるさめが300円、ひとくちエビフライやいかの一夜干し、一口餃子が500円、鉄板生ラム焼きやほたてアヒージョが1000円と、和洋中幅広く用意しています。このほかに、黒板に書かれた日替わりのおすすめメニューもあり、週に何度通っても飽きずに楽しめそうです。

おすすめメニューのホタテフライ
家庭的な味わいのポテトサラダ(1人分)

 お手頃価格にもかかわらず、料理の内容はしっかり充実。おすすめメニューにあったホタテフライは直径5センチほどの大ぶりの貝柱のフライが5個盛り付けられ、なんと500円。1人分ずつ、小分けにして出してくれたポテトサラダ(300円)は、ちょっと甘めのほっとする優しい味わいです。

 昼にはランチも提供。肉のA定食、魚のB定食、肉と魚のC定食があり、いずれもメインのほか小鉢2つ、サラダ、漬物、ご飯、豚汁、さらにサービスでコーヒーまで付いて1000円は、このご時世、お値打ちです。

店名/Cafe&酔 レ・ノール轍
住所/札幌市中央区大通東1丁目3北海道中央バス札幌ターミナル地下1階
電話番号/090-7056-4672
営業時間/午前11時半~午後9時
定休日/土、日曜、祝日
たばこ/禁煙

売り切れごめん、鳥串の老舗 鳥源札幌店

北大正門前の鳥串の老舗、鳥源

 JR札幌駅北口から歩いて5分ほど、北大の正門前に店を構える焼き鳥の老舗「鳥源札幌店」。開店の午後5時と同時に席が埋まり、看板メニュー「鳥串」は早ければ3時間ほどで売り切れてしまう人気店です。

キンキンのアサヒスーパードライ

 まずは、ビール。しっかり凍ったジョッキに注がれたアサヒスーパードライ(627円)が運ばれてきます。一息に3分の1、いや半分は飲めそう。まずはクーッと流し込んでから、注文です。お通しは浅漬け。キャベツやキュウリ、彩りにニンジンが入った手作りの味です。メニューは多くはありません。鳥串は必須。焼き鳥メニューはこれだけで、味も塩一択。あちこちのテーブルから、10本、20本という注文が多く聞こえます。

お通しの浅漬け。つまようじでどうぞ
さまざまな部位が1本に刺さった鳥串

 つまようじで浅漬けをつまんでいると、ほどなく鳥串がきます。鶏のモモやむね、レバー、ハツなどさまざまな部位とタマネギが1本の串に刺された美唄焼き鳥です。ちょっと強めの塩味が、ビールにぴったり。焼き場では3代店主が盛大な煙を上げて黙々と鳥串を焼いています。店員さんのきびきびとした動きも気持ちが良く、さすが、長く続く老舗の酒場です。

店名/鳥源札幌店
住所/札幌市北区北9条西4丁目7-4
電話番号/011-747-9160
営業時間/午後5時~11時(売り切れ次第終了)
定休日/日曜・祝日
たばこ/全席喫煙可

おふくろの味、煮物や総菜で1杯 みつはし

ススキノでのれんを上げ続けているみつはし

 ススキノの南西部で長年、のれんを上げ続けている「みつはし」。優しいおかあさんが1人で切り盛りする、家庭的な味の料理が並ぶ居酒屋です。渋めの外観から一見、地元の常連さんが多い印象を受けますが、インバウンドも多く訪れるそうで、壁には世界各国の紙幣がずらりと貼られており、「お母さんの味」のおいしさは世界共通なんだと実感させられます。

キンキンのサッポロクラシックとお通しの卵とじ

 店内はカウンターとその左手に大きめのテーブルが3つほど。テーブルのうち1つは今しがた帰ったばかりという感じで、食べ終わったお皿がたくさん載っており、もう1つのテーブルでは家族連れが、カウンターでは母子が食事中でした。おかあさんは、料理を作るのと空いたテーブルを片付けるので大忙し。「ちょっと時間かかるから、ごめんね」と言われてしばらく待ちます。

 一段落したころ、ビールをオーダー。おかあさんは冷凍庫のドアを開けてジョッキを取り出し、サーバーから生ビールを手際良く注いでくれます。もちろん、ジョッキはキンキン。ビールはサッポロクラシック(500円)です。うん、間違いなし。

 ビールを出したら間髪入れず、「はい、お通し」と渡されたのはカニカマとニラの卵とじ。熱々に温められ、味付けは優しい薄味です。暑い中を歩いてきて、キンキンビールをぐっとあおった後のお腹に染みます。

カウンター上のお総菜から好みの3品を選べます

 カウンターの上には、見るからに手作りの煮物やお総菜が数種類、大皿に盛られています。メニューにはお総菜を1品選ぶ「卓上煮物」(450)と「一人用卓上煮物3点」(900円)と書かれています。

 旨煮には、丸天かまぼこやこんにゃく、タケノコ、シメジなどが入っており、見た目は茶色ですが、濃すぎず、薄すぎずの絶妙な味付け。ホタテとアスパラの炒め物は、マヨネーズ味、鶏肉の炒め煮はコショウを利かせてあります。いい意味で、どこの家庭にもある「名前のない料理」というのが、実は食べ飽きせずおいしいものです。思わずナスとズッキーニの揚げ浸しも追加。味がしみしみ、トロトロです。

追加で注文したナスとズッキーニの揚げ浸し

 奥で食事をしていた家族連れ3人は台湾から来たそう。会計を終えた後、おかあさんが帰りかけた家族連れに向かって、「たいわーん、たいわーん」と呼び戻して小学生くらいの男の子にお菓子を渡しているのを見て、微笑ましい気持ちになりました。

 実は、映画「探偵はBARにいる3」のロケ地となったこともあり、店内には出演者らのサイン色紙もずらりと並んでいたほか、競馬関係者の色紙もたくさんありました。

店名/おふくろの味 みつはし
住所/札幌市中央区南8条西6丁目
電話番号/011-512-3436
営業時間/午後6時~11時
定休日/日曜
たばこ/全席喫煙可

=NEW= おひとりさま、数名で静かにお酒を楽しむ酒場 へべれけ

カウンターのみ、少人数で静かに過ごせるへべれけ

 安くて、おいしくて、日本酒やシングルモルトの品ぞろえが充実、そしてビールはキンキン…。店名の通り、気持ちよく酔っ払いになれるのが、札幌市中心部の「創成イースト地区」にある「純米生原酒とシングルモルト へべれけ」です。おひとりさまの晩酌、友人や仲間数人で静かに杯を酌み交わすのにぴったりで、老若男女の呑兵衛に愛されています。

キンキンのサッポロクラシック

 店内はカウンターのみで、寡黙なマスターが1人で切り盛りしています。生ビールはサッポロクラシック(500円)。サーバーの手入れもしっかりされており、泡もきめ細かく、いつでもベストコンディションのビールを味わえます。

 料理は定番のメニューが卓上にあるほか、壁には「本日のおすすめ」のたんざくが貼られています。枝豆やキムチが280円から、高くても概ね1000円以内とリーズナブル。

定番メニューにはチーズハムカツや丸干しイカ、牛スジ煮込みなど、お酒のおつまみの王道が並び、おすすめには季節によって、マスターがとってきた山菜やキノコを使った料理も登場します。

茄子の揚げ浸し。夏野菜で元気になれそう

 この日は、定番からアジフライ(550円)、おすすめから煮込み豆腐(350円)と茄子の揚げ浸し(450円)をオーダー。茄子の揚げ浸しといっても、ズッキーニや万願寺トウガラシも付いており、とろっとしていて味はしみしみ。煮込み豆腐は赤みそがしっかり染みていますが、しょっぱくはなく優しい味わい。ちょこっと牛スジのかけらが入っているのが、うれしいポイントです。

味がしみしみの煮込み豆腐。ちょこっと入っている牛スジのかけらやニンジンがうれしい

 アジフライは注文が入ってから揚げてくれ、小ぶりながらサクサク。ソースかタルタルソースを選ぶことができ、ここは断然、手作りのタルタルソースです。この価格ながら2枚付いて、付け合わせのキャベツも山盛り。定番メニューにあるサラダは「オニオンサラダ」だけですが、鶏の唐揚げやみそカツにも同じように生野菜がたっぷり付いてくるので、野菜不足の罪悪感にさいなまれることはありません。

山盛りキャベツと手作りタルタルソースも魅力のアジフライ

 「純米生原酒とシングルモルト」とうたっているのに、メニュー表に書かれている日本酒は6種類、シングルモルトに至ってはゼロ。でも、一見強面のマスターに声をかけると、内心うれしいはずなのに表情には出さず、「こんなのあるよ」とレアな「隠し酒」を出してくれます。決して無愛想なわけではなく、マスターとのお酒談義も楽しめます。

 メニュー表の隅っこに、「へべれけの心得」として、「当店はお酒とお料理を愉しむ場です。喫茶店ではありません。飲食よりもおしゃべり中心の方は他店をご利用ください」と書いてあります。このルールの中で楽しくへべれけになりたい人は、どうぞ。

店名/純米生原酒とシングルモルト へべれけ
住所/札幌市中央区南2条東2丁目8-1大都ビル地下1階
電話番号/011-200-1715
営業時間/月曜~金曜=午後3時~10時、土、日、祝日=午後1時~8時
定休日/不定休
たばこ/禁煙(電子たばこ可)

ビルの中、スタイリッシュな立ち飲み 一味

チカホ直結のビルに入る一味

 札幌市地下歩行空間(チカホ)直結の大同生命札幌ビルの商業施設「miredo」の一画にある「一味」は、立ち食いそばと「ちょい飲み」ができる立ち飲み居酒屋の2つの顔を持つお店です。立ち食い、立ち飲みとはいえいす席もあり、好きな方を選ぶことができます。

キンキンのサッポロクラシック

 居酒屋利用するなら、お得なのは2種類ある「ほろ酔いセット」です。午前11時から午後4時限定のセットは、ドリンク2杯におまかせのおつまみが付いて1200円。土日祝日限定のセットは、ドリンク2杯とメニューにある料理をどれでも1品と日替わり総菜が付いて1800円で、いずれも「ちょい飲み」には十分な内容です。

 ビールはサッポロクラシック(単品600円)。オーダーすると冷凍庫からジョッキを取り出し、サーバーから注いでくれます。日差しの強い夏の昼飲みには、ビールはまさに「大人の麦茶」。ぐびぐびいけます。

午後4時まで限定セットのおつまみ(左)と土日祝日限定セットのおつまみ(右2品)

 この日、午後4時までのセットに付いてきたおつまみは、キュウリの浅漬けと三升漬けをのせた一口冷や奴、ほぐした豚の角煮、ゴボウのから揚げの盛り合わせ。どれも少しずつですが、少しずつつまむのにちょうど良く、おつまみを一口、ビールを一口、と交互に口に運んでいると、あらあら不思議、いつの間にかビールが空っぽになっていました。2杯目はビールのほか、ハイボールやサワー、ワイン、焼酎などから好きなものを選べます。

 土日祝日限定セットの料理は、メニューの中からサバガリ(600円)に決定。針しょうがと千切りの大葉をまぶしたしめさばの上には、しょうゆで味付けした山ワサビとゆずの皮が添えられています。しめさばのとろける脂とほどよい酸味、薬味のさわやかさがぴったりです。

 もう1品、日替わりのお総菜が付きます。この日は、豚バラ肉にオクラのあんをかけたもの。豚バラ肉はあんがからんでいるためか、水晶豚になっているのか、つるんとした食感で、塩味のあんがよく絡みます。ボリュームもあり、セットのドリンク2杯では足りないのではと心配になるほど、充実したおつまみです。

これにおかわりドリンクがさらに2杯付いて、計3000円

 セット以外の通常メニューはフードが380円から、ドリンクもビール600円など手ごろな価格。日本酒のラインナップも充実しており、宴会前のゼロ次会やひとり飲み、会社帰りに同僚と一杯…など、いろいろな使い方ができそうです。そばもかけそばや月見そばなど定番から、かしわレモンそばやピリ辛坦々そばなど変わり種も充実しており、ランチや晩ご飯にもどうぞ。

店名/蕎麦・立ち飲み 一味(ICHIMI)
住所/札幌市中央区北3条西3丁目1 大同生命ビル地下1階
電話番号/011-212-1341
営業時間/月曜から木曜 午前11時~午後9時半、金曜・祝日前 午後10時まで、土日祝日 午後9時まで
定休日/無休
たばこ/全席禁煙

たこ焼きハフハフ、昼飲みも 粉もん屋 八

琴似商店街に面している粉もん屋 八

 たこ焼きや焼きそば、お好み焼きなど、本場・大阪の味が楽しめる「粉もん屋 八」は、地下鉄東西線琴似駅とJR琴似駅を結ぶ琴似商店街の中程にあります。大きなガラス窓からは、たこ焼きを焼いているのが見え、ソースのいい匂いが漂ってきます。

キンキンのサントリープレミアムモルツ。レモンサワーも冷えてます

 夜は「粉もん」をつまみに居酒屋利用する人や持ち帰りの人たちでにぎわい、昼間も夜と同じメニューで営業しているため、休日は「昼飲み」をする人たちの姿も目立ちます。サントリープレミアムモルツの曲線的にくびれたジョッキがキンキンなのも、「昼飲み族」を引き寄せる要因なのかもしれません。

定番のソースたこ焼き

 フードのメインはたこ焼き。大定番のソースを筆頭に、しょうゆや塩、ポン酢、さらには明太子マヨや油かす、しょうゆゴマ油といった変わり種などバリエーション豊か。5個460円、7個600円からと価格もリーズナブルです。かつお節や青のり、マヨネーズなど無料トッピングもたくさんあり、有料トッピングのネギ大盛りや明太子マヨなどを加えると、何通りもの味が楽しめます。

 焼きそばも、ソースや塩だれ、明太マヨなどの味やオムそばなどがあり、もちろん、お好み焼きも。だし巻き卵や油かすもやし、豚キムチなどの鉄板焼きメニューもそろい、おつまみには十分なラインナップ。昼夜問わず、持ち帰りの人が絶えない人気店です。

店名/粉もん屋 八 琴似店
住所/札幌市西区琴似1条2丁目5-6 ダイアパレス琴似1階
電話番号/011・215・7761
営業時間/午前11時~午前0時
定休日/不定休
たばこ/全席禁煙

良心的な価格でちょっと1杯、立ち飲み可 酒たいむす

7月にリニューアルオープンした酒タイムス

 首都圏を中心に店舗を展開している大衆居酒屋「ほていちゃん」の札幌・すすきの交差点店として営業していましたが、今年7月、新たな屋号「酒たいむす」としてリニューアルオープンしました。

キンキンのサッポロクラシック

 プレーンハイやブラックニッカクリアの「黒ひげハイ」が各319円、抹茶やウーロン茶などのお茶ハイが各418円など、ドリンクは比較的、安価です。生ビールはサッポロクラシック。これも539円とうれしい価格ながら、ジョッキはもちろんキンキンです。

個人的おすすめの肉味噌もやし

 フードもポーションは小さめながら、価格は良心的。看板メニューの「自慢の牛煮込み」や「地魚なめろう」は495円、「まんぞくコロッケ」や「もやしナムル」は209円と、「大人の駄菓子屋」の気分です。1番高い「贅沢小丼うにトロっちょ丼」と「道産真ほっけ開き」でも869円と3けたでおさまります。さらに、会計の1円単位は切り捨てサービスという太っ腹です。

揚げたて、サクサクのほっけ半身フライと、フライドポテト

 個人的にお気に入りメニューは、温かいもやしにピリ辛の肉みそがかかった「肉味噌もやし」(275円)。肉みそ自体も唐辛子が入っていてピリ辛なのですが、上からさっとかけたラー油が決め手。パラパラな肉みそをこぼさないように、レンゲを付けてくれるのも心憎いポイントです。「ほっけ半身フライ」(429円)もおすすめ。20センチほどの肉厚の半身に粗めのパン粉を付けフライにしており、揚げたてが提供されます。小皿にタルタルソースまで付いてきて、言うことなしです。

厨房を囲む立ち飲みカウンター。左手にももう1カ所、立ち飲みスペースがあります

 店内には立ち飲みスペースが2カ所とテーブル席があり、立ち飲みスペースは1人飲みを楽しむ老若男女が跡を絶ちません。なお、お通しはありませんが、「入場料」として席代200円がかかります。

店名/酔い処 酒たいむす
住所/札幌市中央区南3条西3丁目3-1 サンスリービル1階
電話番号/050・5593・2884
営業時間/月曜~金曜 午後3時~11時半、土日祝日 午後1時~11時半
定休日/不定休
たばこ/禁煙(電子たばこ可)
小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

トリップイート北海道

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