
沖縄のビールや泡盛、フードと郷土芸能などを楽しむ「沖縄フェスビアガーデン2025inSAPPORO」が、札幌市中央区の創成川公園狸二条広場(南3条東1丁目)で開かれています。会場では、沖縄島唄ライブなどのパフォーマンスもあり、生のオリオンビールや泡盛を使ったハイボール「沖ハイ」を片手に、沖縄気分に浸ることができます。9月7日(日)まで。

同フェスは、札幌のプロモーション会社エゾシノなどでつくる実行委の主催。昨年初めて、札幌市中央区のクロスホテル札幌前で開かれ、今年は7月に北広島、8月には滝川でも開催。今回は8月23日(土)から、昨年より規模を拡大し、ドリンクもフードもより充実させています。樽生のオリオンビールは1杯700円、それ以外のドリンクとフードは500円と1000円。500円と700円のチケットを購入し、各店で商品と引き換えます。

今年の目玉は「日替わりBAR」。沖縄の泡盛の醸造元の担当者が来場して直接泡盛を販売したり、ススキノにある沖縄バー「琉球えぞバル風雲児」や沖縄風スナック「うみんちゅ」がプロデュースしたりと、毎日趣向を変えて営業します。この日は、「オリオンビールプレミアムBAR」として、オリオンビールの樽生ビールやクラフトビールを提供する「オリオンビール プレミアムビールBAR」が出店していました。


まずは、オリオンビールで乾杯。このほか、泡盛は9蔵の10種、泡盛古酒は8蔵、8種を出品しており、ロックのほか、水やさんぴん茶、シークワーサーなどで割って飲むことができます。ハブ酒や沖縄産のリキュール、オリオンビールのカクテルも置いています。


フードは3店が出店。「沖縄食堂おりおん」からは、にんじんしりしり(500円)を購入。ニンジンの味をいかした薄めの優しい味付けで、ツナがごろっと入っています。


札幌市東区の「米サンド」の店「どさんこシェフ」では、ゴーヤのナムル(同)ともずくキムチ(同)を調達しました。塩昆布で和えたゴーヤは、鮮やかな緑色でちょうどいい塩加減と心地よい苦み。量もしっかり入っています。ゴーヤの苦みがちょっと苦手という同行したTripEat編集部スタッフも、これならいける!とパクパク。もずくキムチはちょっと甘めですが、キムチ味のもずくも目先が変わっていて、新鮮です。


札幌市西区のハンバーグ店「僕とハンバーグ」では、タコライス(同)をオーダー。普通の1人前よりはちょっと少なめですが、ひき肉とレタス、多めにかかったマヨネーズをよく混ぜると、おつまみにぴったり。

初日の23日は暑く、ビールは瞬殺。せっかくの沖縄フェスなので、泡盛ロックで2度目の乾杯。「残波」で知られる比嘉酒造の「ZANPA島バナナ酵母」は、同酒造が独自に開発した沖縄の島バナナからバナナの香りをかもし出す酵母「Shima-Banana Yeast」を使用。バナナ感はあまり分かりませんでしたが、甘い香りとまろやかな味わいです。同行したTripEat編集部のスタッフは宮里酒造の「カリー春雨」。「カリー」はお祝い事という意味で、沖縄では乾杯する時にも「カリー」と言うことがあります。泡盛独特の香りと味わいで、安定のおいしさです。

会場ではこの日、札幌市中央区で「琉球処ちゅらうたや」を運営しているTONNYさんが島唄LIVEを開催。TONNYさんのライブは期間中、計15回予定されています。ライブの最中、ちょうど甲子園決勝で沖縄尚学高が日大三高(西東京)と対戦しており、合間、合間に試合の情勢が伝えられ、沖縄尚学高の夏の甲子園初優勝で会場は一層盛り上がりました。
24日(日)午前11時から午後4時までは、各地の飲食店やクラブホールで昭和歌謡を中心にDJプレイをしている「タロウとユキ」が沖縄J-POPと昭和歌謡を披露します。沖縄出身のシンガーソングライターで、国頭村の観光大使を務めるヤンバラー宮城さんは30日(土)にアコースティックLIVEを3公演します。


会場には沖縄の物産を販売するアンテナショップ「わしたショップ」の出張販売所も出店しており、泡盛や沖縄のお菓子、食品も販売されています。
沖縄フェスビアガーデン2025inSAPPOROは9月7日(日)までの午前11時から午後9時まで。