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2022.10.12

北海道の美味が詰まった「ザクザク薫るアップルパイ」ギフトにいかが?〈編集長☆発〉おすすめの「メイドイン北海道」その②

山﨑真理子
山﨑真理子

 北大水産学部時代に1年間、練習船に乗って遠洋航海に出ていた船乗り。北海道新聞社に入社後は、社会部の警察担当を振り出しに、網走、帯広、釧路など道内各地で勤務。東京勤務時代は政権交代時の民主党の番記者として、鳩山政権誕生を取材した。2022年4月にTripEat北海道を立ち上げ、初代編集長に就任。千歳支局長を経て、24年3月から旭川報道部長。

Ranko Delicieux(ランコデリシュー)の「ザクザク薫るアップルパイ」
ぜひ1度、そのザクザク感を試してほしい「ザクザク薫るアップルパイ」

 新しい「メイドイン北海道」のオススメ3選。贈り物特集第2弾は、道産食材でつくったRanko Delicieux(ランコデリシュー)の「ザクザク薫るアップルパイ」です。
 ざくざくとした生地の食感と、ずっしりと甘い重量感たっぷりのリンゴ。あまたあるアップルパイとは一線を画します。冷凍で届くので、贈り物や自分へのご褒美に最適ですよ。

仏料理店のパティシエール〝マダムランコ〟

〝マダムランコ〟ことパティシエールの金田蘭子さん
〝マダムランコ〟ことパティシエールの金田蘭子さん

 Ranko Delicieuxは、札幌で道産食材にこだわったフランス料理店「saveur(サヴール)」のマダムでパティシエールの金田蘭子さんが昨年12月に立ち上げたブランドです。
 サヴールは、蘭子さんの夫のシェフ二朗さんが2012年に開業した店で、蘭子さんはデザートを担当しています。

フランス料理店「saveur(サヴール)」の店舗入り口

 「食いしん坊で食べることが大好きだった」という蘭子さん。埼玉の高校を卒業してフレンチとイタリアンの店で3年間働いた後、「お菓子に特化して技術を磨きたい」とフランス菓子店で5年間学びます。その後、本場を知るためにフランスに渡って2年間修業。そこで横浜出身の二朗さんと出会います。

 帰国後、横浜で子育てをしていましたが、二朗さんが2008年、札幌のレストランでシェフをすることになり、北海道に移住。12年に独立したのがサヴールです。

サヴール店内の一角にあるランコデリシューの厨房
サヴール店内の一角にあるランコデリシューの厨房

 蘭子さんは、二朗さんの店を手伝っていましたが、2年ほど前から「自分だけのステージがほしい」と思うようになったそうです。昨年12月、サヴールを現在地に移転、拡張したのに合わせて、店内に自分の厨房(ちゅうぼう)を設けて始めたのが「ザクザク薫るアップルパイ」の通信販売です。
 開始以来、SNSなどで評判が広がり、今では九州など道外からの注文の方が多くなったそうです。

複数種のリンゴを使って味に深みを

段ボール箱に入ったたくさんのリンゴ

 蘭子さんのアップルパイにはシナモンが入っていません。「なぜシナモンを入れていないんですか?」と尋ねると、「フランスではシナモンが入っているアップルパイはないんですよ」との返事が! 知りませんでした。シナモンがない分、リンゴの存在感をより感じられるということです。

リンゴの皮をむく金田さん
ものすごい速さでリンゴの皮をむいていきます

 材料は、バニラビーンズを除いて全て「厳選した北海道産」を使っています。蘭子さんが子育て中からつくっていたというだけに無添加にもこだわっています。

プラケースにたくさん入ったリンゴ


 リンゴは主に余市産で、リンゴの味を大切に、複数の品種を組み合わせることで「味に深みを出している」とのこと。状態を見ながら1個ずつ手作業で皮をむくリンゴの量は、年間1トンにもなるそうです。

手間とこだわりが生むザクザク生地

パイ生地の中にリンゴが詰まったパイの断面

 なんと言っても最大の特徴はパイ生地! 道産の小麦、てんさい糖、塩、水を独自配合して開発したオリジナル生地を1折り1折り、何層にも手折りしています。この手間とこだわりがザクザク食感を生み出すのです。
 そこに形がなくなるくらいしっかり煮詰めたリンゴをたっぷりと詰め込み、これまたしっかりオーブンで焼きます。こうすることで小麦粉の香りがぐっと引き立つようになるそうです。多くの手間と愛情が注がれています。

焼き立ての風味と味を閉じ込める

オーブントースターの焼き網にのったパイ

 焼き上がったアップルパイは、特殊機器の3Dフリーザーで急速冷却・冷凍し、焼きたての風味と味をぎゅぎゅっと閉じ込めます。そうすることで常温に戻すだけで焼きたてのおいしさを味わうことができるようになるという訳です。
 自然解凍後にオーブンで少し焼くと、まさに焼きたて! 夏は半解凍で食べるのもオススメとか。

大切な人へ届けたい

リンゴを手に笑顔を見せる金田さん

 「食感、香り、味。今まで食べたことのないインパクトあるアップルパイで、食べる人をびっくりさせたい」と蘭子さん。
 ちなみに1個160グラムと大きめサイズのアップルパイには「エネルギーを一緒に届けたい。喜んでもらって、元気になってもらって、笑顔になってもらいたい」との思いが込められています。

詰め合わせ4種セットのアップルパイ、マフィン、クッキー、パウンドケーキ
アップルパイ、マフィン、クッキー、パウンドケーキを詰め合わせた4種セット

 実は、このアップルパイ、あまりのおいしさに、北海道新聞社の通信販売でも取り扱いを始めちゃいました。
 商品は4種類。
①アップルパイ(L=160グラム)4個入
②アップルパイ(L)6個入り
③アップルパイ(M=120グラム)、今秋収穫したカボチャを使った「かぼちゃと黒千石大豆のマフィン」、ゴマたっぷりの「胡麻の香ばしクッキー」が各3個入った詰め合わせ3種セット
④ ③のセットに「オレンジピールのしっとりパウンドケーキ」を3個入れた詰め合わせ4種セット

かぼちゃと黒千石大豆のマフィン
かぼちゃと黒千石大豆のマフィン
胡麻の香ばしクッキー
胡麻の香ばしクッキー
オレンジピールのしっとりパウンドケーキ
オレンジピールのしっとりパウンドケーキ

 特に③と④は秋限定商品で、北海道新聞でしか手に入らない特別バージョンです。興味のある方は北海道新聞公式ショップ<どうしんマルシェ>をご覧ください。

※情報は記事公開当時のものです。<どうしんマルシェ>での取り扱いは終了しています。

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山﨑真理子
山﨑真理子

 北大水産学部時代に1年間、練習船に乗って遠洋航海に出ていた船乗り。北海道新聞社に入社後は、社会部の警察担当を振り出しに、網走、帯広、釧路など道内各地で勤務。東京勤務時代は政権交代時の民主党の番記者として、鳩山政権誕生を取材した。2022年4月にTripEat北海道を立ち上げ、初代編集長に就任。千歳支局長を経て、24年3月から旭川報道部長。

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