
北海道産の食材を使ったグルメやワインを提供する「ピコレ2025秋のワインとグルメフェア」が9月20日(土)、さっぽろテレビ塔下(札幌市中央区大通西1)で始まり、TripEat北海道編集部スタッフと行ってみました。過去最大の9店が出店し、秋の味覚やドリンクを提供しています。10月5日(日)までの午前11時半から午後8時半まで(ラストオーダー8時半)。

ピコレは実行委主催で、春と秋にテレビ塔下で開かれており、今秋は9店が出店。このうち、5店が初出店です。この日は最高気温が20度ほどで、昼間は雨もなく、過ごしやすい天気。2025さっぽろオータムフェストが開かれている大通公園4丁目から11丁目は大混雑していますが、ピコレは会場は全天候型テントで、多少の風や雨もしのぐことができ、席がないということも、まずありません。フードもドリンクも充実していて、のんびり楽しむにはいい場所です。

さて、まずは、ビール。〝北海道民の飲用水〟とも呼ばれる?サッポロクラシックと初出店の「B.B-BROTHER」にあったアサヒスーパードライのキンキンタンブラーで乾杯です。

フードは、まず、ピザをメインに提供していた初出店の「NUTS CAFE Nights」で、「タコミートメキシカンピザ」(1580円)をオーダー。クリスピーな生地の上に、チリパウダーのきいたタコミートとハラペーニョスライスがのせられたピザで、スパイシーな味わい。さわやかな辛みがビールにぴったりです。生地はパリパリの極薄で、見た目より軽く、スナック感覚で食べられます。ピザは「マルゲリータ」(1280円)や「サラミ」(1380円)、「スピナッチ&ベーコン」(1480円)など6種類をそろえ、ほかにステーキやグラタンなどもありました。

こちらも初出店の「Farmars Chicken」は、山鼻に本店のあるロティサリーチキンのお店。ロティサリーチキンもありますが、「砂肝と舞茸のバター醤油焼き」(800円)や「チキンとハラペーニョのスパイシーソテー」(同)など、屋外の飲食イベントにしては、手の込んだ一品料理もあります。その中から「セセリのネギ塩レモンハーブソテー」(1000円)をお願いします。ネギのぶつ切りと鶏のセセリをハーブで香りよく炒めてあり、レモンの酸味がさわやかです。

札幌・すすきののダイニングバー「B.B-BROTHER」からは「温野菜のバーニャカウダー」(890円)を調達。イベントでこんなに彩り豊かな野菜たっぷりのメニューを置いているのは、なかなかないかもしれません。レンコンとブロッコリー、カリフラワー、ニンジン、パプリカ、カボチャにマヨネーズベースのソースが付いています。野菜はスチームされ、ホクホクしたカボチャやシャリシャリのレンコンなどそれぞれの食感を楽しむことができます。一番のおすすめは「仙鳳趾牡蠣 十勝和牛ローストビーフのせ」(1個800円から)だそうですが、今回はヘルシーさを優先してしまいました。


ビールを飲み干したところで、次はワインを。すすきのに店を構える「ビストロfun」には、北海道産のワインを含む10銘柄ほどの中から3種類を選べる飲み比べセット(70ミリずつ、2200円)がありました。せっかくなので、北海道ワイン(小樽市)の鶴沼ヴィンヤード産ブドウ100%の「Blanc2015」とドメーヌ・レゾン(中富良野町)の「バローンフラン」、TAKIZAWA WINERY(三笠市)の「ケルナー2023」と、北海道産の白3種類を選んでみました。
おつまみには、「チーズとオリーブのマリネ」(600円)を。グリーンとブラックのオリーブ、一口大のチーズが盛り込まれ、ワインにはぴったりです。ほかに、このお店では、「ムール貝の白ワイン蒸し」(800円)や「スモークチキン」(500円)などのオードブル、「ボロネーゼ」(1200円)や「カニトマトパスタ」(同)など、イタリアンやフレンチを提供していました。


このほか、フライドポテトやから揚げなど揚げ物を中心に提供する「TASTY TRUCK VIVI」も初出店。さっぽろテレビ塔3階のフレンチレストラン「THE GARDEN SAPPORO HOKKAIDO GRILL」が運営、ラムチョップなどを羊肉料理が充実している「ひつじにわいん」、フィッシュアンドチップスとワインやウイスキーを提供する「ラストラーダ」、北海道の海の幸、山の幸のおつまみがそろう「北のハマナス」とトンネル熟成ワインなどを扱う「北海道日高ブランド」の合同店舗が出店しています。
ピコレ2025 秋のワインとグルメフェアは10月5日(日)までの午前11時半から午後8時半まで(ラストオーダー8時)。