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2025.10.12

From北海道新聞

バット香る ビール増産*日ハム・万波、清宮選手ら協力*エスコンの飲食店*11月に試飲会

北海道新聞記事
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日本ハムの選手たちの折れたバットをのこぎりで切断するファン
日本ハムの選手たちの折れたバットをのこぎりで切断するファン

 【北広島】選手たちの折れたバットをビールに-。プロ野球北海道日本ハムの本拠地「エスコンフィールド北海道」のクラフトビール醸造レストラン「そらとしば」は、日本ハムの選手たちから譲り受けた折れた木製バットで香り付けするクラフトビールを製造している。11月下旬にも同店で販売を始める。9月27日には同球場で、バットの加工体験イベントを開催し、市内外から約40人のファンが参加した。

 折れたバットを活用したビール造りは昨年に続いて2回目。そらとしばが球団に「シーズンの余韻に浸れるようなビールを製造したい」と提案して実現した。同店を運営する「ヤッホーブルーイング」(長野県)によると、原材料の一部に木片を用いて香り付けするビールは「ウッドエイジドビール」と呼ばれ、米国などでは広く知られているという。

クラフトビールの原材料として使用される、折れるなどして使われなくなった日本ハムの選手たちのバット
クラフトビールの原材料として使用される、折れるなどして使われなくなった日本ハムの選手たちのバット

 製造過程では、数センチ幅の輪切りにしたバットの芯を浸した水を蒸留し、木の香り成分を多く含む「蒸留水」を作ってクラフトビールに添加する。昨年好評だったことなどから600リットル増やし、約1800リットルを醸造する。今年は万波中正選手や清宮幸太郎選手、郡司裕也選手、水谷瞬選手ら計10選手から提供を受け、活用するバットの本数は約2倍に増やした。

 同店では今後ビールの仕込み作業などを進め、11月8日に先行試飲会を開催する予定。同月下旬にも開栓イベントを行い、販売を開始する。

 9月27日に行ったバットの加工体験イベントには、男女約40人が参加。のこぎりでバットのグリップと先端部分を切断し、ナタで塗装部分を削り落として芯を切り出した。木の香りを引き出しやすくするため、芯をさらに細かく切断した。

 参加した北広島市の保育士内山智子さん(51)は「選手たちのバットを実際に手に取れて不思議な感覚。どんな味に仕上がるのか楽しみ」。江別市のパート従業員瀬戸真由美さん(40)は「選手たちの活躍や(観戦中の)楽しかった思い出がよみがえってきた」と目を細めていた。

 問い合わせはヤッホーブルーイングお客さま相談室、メールyonayonaale@yonasato.comへ。(藤山洸一郎)

(北海道新聞2025年9月30日掲載)

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