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2025.10.03

「北海道フービーフェスティバル」のグルメイベント「SAPPORO FOOVIE BAR」始まりました!札幌市内50の飲食店を飲み歩き、スタンプラリー 10/12まで

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

 10月10~12日に札幌市内で開催される食文化と映像の複合イベント「北海道フービーフェスティバル」に合わせ、参加店が特別メニューを提供する「SAPPORO FOOVIE BAR(サッポロフービーバル)」が10月3日(金)、始まり、TripEat北海道編集部のスタッフと一緒に、3店を巡ってみました。ドリンクとフードの特別セットを1500円か2000円で味わうことができ、各店でスタンプを集めると豪華プレゼントが当たります。10月12日(日)まで。

北海道フービーフェスティバルのパンフレット

 北海道フービーフェスティバルは、札幌市の芸能事務所クリエイティブオフィスキューと札幌市、北海道新聞社でつくる実行委員会が主催。昨年初開催し、7千人が来場した「北海道フードフィルムフェスティバル」を名称変更しました。飲食店を巡るスタンプラリーは、2024年3月のプレイベントと11月の「サッポロシネマバル」に続いて3回目で、前回の約2倍の50店が参加し、開催期間も10日間と大幅に拡大しました。

サッポロフービーバルのスタンプラリーの画面

 参加方法はまず、札幌の情報誌「poroco」の公式ラインを友だち登録し、フービーバルのデジタルパスポートをゲット。店を訪問し、このデジタルパスポートを提示して、特別メニューをオーダーすると、QRコードを読み込むことができ、スタンプを入手できます。スタンプは参加飲食店50店のほか、北海道庁赤れんが庁舎などフービーフェス会場4カ所にも設置されています。

赤れんが庁舎の中の「HOUSE.H」入り口

 フービーバル初日の3日、ランチがわりに訪れたのは、今年7月に5年半の大規模改修を終えてリニューアルオープンした北海道庁赤れんが庁舎1階に入居するレストラン「HOUSE.H」(中央区北3条西6丁目)です。札幌市内で「ビストロ温室」や「maze」などの人気店を手がけるノースグラフィックの運営で、北海道産の食材を使った料理と北海道産のドリンクを中心に提供するクラシックなビストロです。

YAMAZAKI WINERYのツヴァイゲルトレーベ(左)とバッカス

 フービーバル用の特別メニューは、「前菜3種盛り合わせと日替わり厳選北海道産ワイン」(2000円)。この日のワインは、YAMAZAKI WINERY(三笠市)で、赤はツヴァイゲルトレーベ2024、白はバッカス2024です。赤は黒っぽい濃い赤色で、ベリーの香りがして、柔らかいタンニンがあります。白は桃のような優しい甘みとすっきりとした酸があり、素直な印象で、どちらも飲みやすく、食事にも合わせやすい味わいです。

フード左から、生ハム、キャビアのせカキのオイル漬け、キノコのマリネ

 フードはキノコのマリネとキャビアをのせたカキのオイル漬け、生ハム。マリネの優しい酸とキノコの香り、生ハムの塩気、カキの濃厚なうまみなど、どれもワインにぴったり。ワインは気前よくたっぷりめなのもうれしいところです。

ネパール料理の「Nepalica」

 次のお店に向かいましょう。「2025さっぽろオータムフェスト」が開かれている大通公園を横目に、西に向かって歩いて、着いたのはネパール料理の「Nepalica(ネパリカ)」(中央区南1条西11丁目327-17)です。石山通に面した西側のビルの2階。店に入ると左側のキッチンでは、ネパール出身と思われる店の人たちがテキパキと調理しているのが見えます。

ネパールのびんビールで乾杯!

 フービーバルの特別メニューは「パニプリ6個+ミニグリーンサラダ+ネパールびんビール1本」。ネパールビールの銘柄は詳しくないのですが、違う銘柄のものをお願いすると、「Nepal Ice」の「プレミアムラガー」と、「ARNA」の「プレミアムヒマラヤンラガー」が出てきました。どちらも苦みは少なめ、クリアでおいしいビールです。

ミニサラダとは思えないボリューム。つまみになる味

 まずはサラダがやってきました。「ミニ」とはいえ、キャベツやニンジンの千切り、水菜などがこんもりと山盛りになっていて、鮮やかなオレンジ色のドレッシングがたっぷりかかっています。このドレッシングが、ピリ辛でおいしい。辛みのあるスナックの砕いたものも散らされていて、食べ応えもあります。味がしっかりしていて、つまみになるサラダです。

卓球ボールのようなまん丸な形がかわいらしいパニプリ

 ほどなく、パニプリが登場。小麦粉と米粉で作った生地を油で揚げたサクサクのスナック「プリ」の中にスパイスをきかせたジャガイモのマッシュ「マサラ」を詰め、ハーブやスパイスの入ったさっぱりしたスープ「パニ」を注いで食べる、インドやネパールの屋台で売っている定番のおやつ、おつまみです。

マサラを詰めたプリにパニをたっぷり注ぎ、すぐに食べます。5秒以内にどうぞ

 マサラが詰まった状態でプリが出てきます。パニはスパイシーとスイートの2種類。メニューに書いてあった説明には、「パニをたっぷり注いだら5秒以内に食べます」と注意書きが。まずはスパイシーなパニを注いでみます。スパイスのきいたマサラと、さっぱりしたパニが混ざり合い、さらにプリのパリパリの食感が楽しい。次はスイートのパニで。「スイート」といっても、決して甘いわけではなく、優しい味わいにマサラのスパイス感が引き立ちます。プリのパリパリ感が損なわれないよう、すぐに食べることと、パニをたっぷりめに注ぐのが、おいしさのポイントです。

 何だか最近急に、このパニプリに出会うことが増えている気がします。もしかしたら、ブームが来るのでは?ネパリカでは通常、6個700円、8個900円で提供していますが、なんとパニプリの食べ放題もやっています。「パニ」にちなんで820円で1時間、食べ放題。タマネギのみじん切りやパクチーなどの薬味も付いています。

北海道新聞社1階の蕎麦前 拍

 さて、スタンプラリーに応募するには、もう1店。札幌市営地下鉄西11丁目駅から地下鉄に乗って、バスセンター前で下車。会社に戻ってきました。北海道新聞社1階の「蕎麦前 拍」(中央区大通東4丁目1)にランチタイムの最後に滑り込み。フービーバルの特別メニューは「鴨ロース煮+ドリンク1杯」です。

スパイストマトサワー(左)と広島産レモンサワーで乾杯!

 ドリンクはビールやハイボール、日本酒、焼酎、ソフトドリンクなどから選ぶことができます。日本酒は二世古や福司など、北海道産の地酒がラインナップ。焼酎も麦、芋、米、そばと、充実の品ぞろえです。ここは、「広島産レモンサワー」と「スパイストマトサワー」で。

ピンク色の大ぶりな鴨肉は、しっとり柔らか

 フードは、しっかりしたサイズの鴨ロースが6~7枚。よくある市販のスモークとは違い、とろんと柔らかく、しっとりした肉質。薄めの優しい味付けで、これはどんなお酒にも合いそう。ちょこっと添えられた和がらしがいいアクセント。思ったより、ボリュームもあり、本当ならお酒1杯では足りないところです。

 昼間も対応していて、しかも好みを優先しておいしいお酒が飲めるお店を選んでしまいましたが、カフェやダイニングも参加。「たっぷりたまごと生ハムのサンド+本日のコーヒー」(丸美珈琲店、中央区南1条西2丁目丸井今井札幌本店大通館3階)や「手持ちクレープ+ソフトドリンク1杯」(クレープカフェBerry Garden、中央区南4条西5丁目4シャンゼリゼビル1階)など、食事やスイーツとソフトドリンクのセットも用意されており、飲めない人や飲まない時間にも、楽しむことができます。

 SAPPORO FOOVIE BARは10月12日(日)まで。北海道フービーフェスティバルは10月10日(金)~12日(日)に、北海道庁赤れんが庁舎をメイン会場に、食にまつわる映画の上映や食や映画をテーマにしたシンポジウム、映画をテーマにした食事会「フービーディナー」などが開催されます。

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

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