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2025.10.06

2025年、札幌・定山渓の紅葉情報! 今週末(10/11~10/13)が見ごろ? 札幌国際スキー場では「紅葉ゴンドラ」運行、「秋祭り」10/19(日)まで開催中

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

色付き始めた札幌国際スキー場

 記録的な暑さとなった夏も終わり、急速に秋の気配が強まるなか、紅葉の名所、札幌・定山渓の札幌国際スキー場(南区定山渓)では「秋祭り」と「紅葉ゴンドラ」の運行が始まっています。一部の木々は黄色や赤に色付き始めており、3連休となる今週末には見ごろを迎えそうです。同スキー場と定山渓温泉の紅葉の様子をお伝えします。

週末にはキッチンカーも出店
近くの農家でとれた果物や野菜の直売もあります

 秋祭りは10月1日(水)に始まり、19日(日)まで毎日、紅葉ゴンドラが運行されています。土曜、日曜、祝日には、たこ焼きやクレープ、ピザなどのキッチンカーが出店。センターハウスには野菜や果物の直売店も出ています。

豪快に煙を上げて焼き上げられる豚肉
まさに〝ダイナミック〟焼き

 札幌国際スキー場の秋の名物「道産豚のダイナミック焼き」(1皿500円)も販売しています。豚肉の大きなかたまりを、1時間半から2時間かけて柔らかくしっとり焼き上げる秋の恒例メニュー。余分な脂が落ちて煙が豪快に上がり、いい匂いにつられてか、行列ができる人気ぶりで、売り切れてしまうこともあります。

銅像パフォーマンスに興味津々の子どもたち
縁日コーナーの輪投げ

 ジャグリングやマジックなどの大道芸人も登場。この日は、銅像パフォーマンスの「ミドリーマン」が登場し、まばたきもせずじっとたたずむ様子に、子どもたちが恐る恐る近付いて「本物?」とのぞき込んでいました。北海道産のジャガイモの詰め放題(200円)や縁日コーナーも人気で、一輪車やフラフープなどの遊具も無料で貸し出しています。

山麓駅からの眺め。少し黄色っぽくなってきています

 スキー場を訪れた10月5日(日)は、雲もあるものの、好天に恵まれ、山麓駅の気温は21度。ふもとから山頂を眺めると、まだ緑色ではあるものの、心持ち黄色みがかってきているように見えます。

ゴンドラで少し登ると、色付いてきているのが分かります
真っ赤になっている木も

 ゴンドラに乗って、山頂駅を目指します。2~3分ほど登っただけで、色付いてきている木を見つけました。まだ、全面真っ赤とまではいきませんが、ところどころで紅葉が始まっています。

気持ちよく開けた眺望が楽しめます

 ゴンドラに揺られること約15分。標高1100メートルの山頂駅に着くと、ふもとより明らかに気温が低いのが分かります。気温は15度。ふもとと6度も差がありました。

 山頂駅に隣接するカフェ「SKS INTERNATIONAL」は、紅葉ゴンドラの運行期間中、毎日営業。旭川・江丹別「伊勢ファーム」の低温殺菌牛乳を使ったソフトクリームが人気ですが、クラムチャウダーやミートパイなど温かいメニューもあり、寒くなってくると重宝しそうです。

山頂の鳥居
小屋の中には、おみくじも

 カフェの裏手には、小さな朱色の鳥居があり、鳥居ごしに小樽の街並みや日本海を望むことができます。鳥居の近くの白いドーム型の小屋には、札幌三吉神社で安全祈願した祈祷木札が設置されています。おみくじがあったので、ひいてみると「吉」でした。

山頂からは小樽港や小樽の街並みも展望できます

 山頂からのビュースポットは、2カ所。山頂駅から少し下ったところにある屋根付きのリフト降り場には、そこから見える山の名前を書いた案内板が設置されています。

山頂駅から5分ほど下った展望スポットからの眺め

 もう1カ所は、山頂駅から徒歩で5分ほど下った「定山渓高原 札幌国際スキー場」と書かれた看板が立っている場所。この日は、少しもやがかかっていましたが、小樽港と小樽の街並みを見渡すことができました。

下りのゴンドラからの風景
赤や黄色に色付いた木々

 スキー場を運営する札幌リゾート開発によると、10月6日(月)現在の紅葉の進み具合は「5分」。この日からしばらく、気温が低めに推移する予報が出ているので、週末までに一気に木々が色付く可能性があります。札幌リゾート開発の担当者は「紅葉の進み具合は例年並み。今週末の11日(土)から13日(月)の3連休が、紅葉も人出もピークになるのでは」とみています。

 紅葉ゴンドラの運行は、10月19日までの午前9時半から午後3時半(登り最終は3時)。中学生以上1500円、小学生800円、65歳以上のシニア1300円。

定山渓大橋から見た下流側
定山渓大橋の上流側

 ゴンドラでふもとまで降り、定山渓温泉に行ってみました。定山渓大橋の下流側は、心持ち黄色みがかってきたかな?という程度。上流側はそれより少しだけ、紅葉が進んでいるように見えます。

かっぱ淵から眺める二見吊り橋
二見吊り橋から見た上流側

 自然の風景をイルミネーションやプロジェクションマッピングで彩る夜間イベント「定山渓ネイチャールミナリエ2025」が開かれているかっぱ淵にも行ってみました。紅葉の季節の撮影ポイント二見吊り橋周辺は、まだ緑色。ぽつりぽつりとオレンジ色や黄色になっている枝もありますが、まだほんの一部です。紅葉が進むと、赤や黄色の木々に囲まれ、赤い吊り橋が一層きれいに見える場所です。

 定山渓観光協会が毎年公表している、紅葉のピークを100として、どのくらい色付いているかを示す「紅葉深度」は、定山渓温泉街と八剣山・黄金湯が30%、豊平峡ダムと奥定山渓カムイの森が40%、札幌国際スキー場が50%です。

紅葉の見ごろも人出も、今週末がピーク?

 定山渓温泉街周辺の紅葉スポットを巡る「紅葉かっぱバス」も10月21日(火)まで運行されています。観光協会前発着で、温泉街の中を通り抜け、定山渓大橋や定山渓ダム、舞鶴の瀞、八剣山、アイヌ文化交流センターピリカコタンを回る約70分のコース。1日4便、1便につき先着45人で、1座席700円です。

 このほか、豊平峡ダムと温泉街を結ぶ「豊平峡ダムライナー」や札幌国際スキー場と温泉街を結ぶ「紅葉ゴンドラライナー」も運行中です。奥定山渓カムイの森までは、無料シャトルバスが出ています。

 問い合わせは観光協会の電話011-598-2012へ。

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

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