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2025.10.07

札幌4丁目プレイスの「4PLA」地下1階に10/9(木)、飲食店街「OODORiBA 大通バル」オープン!「昼飲みもできるバル街」で、8店が営業開始

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

各店共通の「オドリバ席」では、いろいろな店のメニューを注文できます

 札幌・大通地区に今年4月に竣工した「札幌4丁目プレイス(4PLA、4プラ)」地下1階の飲食店街「ODORiBA 大通バル」が10月9日(木)にオープンするのに先立ち、報道関係者に先行公開されました。コンセプトは「昼飲みもできるバル街」。入居する8店のうち、6店が道内初出店で、注目が集まりそうです。一足先に、紹介します。

大通バルの壁に掲げられた「ODORiBA」のロゴマーク

 大通バルは札幌地下街ポールタウン直結で、天井の高さ5.5メートルの開放的な空間になっています。入居8店のうち、4店には専用のテーブル席やカウンター席があるほか、すべての店のメニューを注文できる共通席「オドリバ席」が4カ所に設けられています。オドリバ席ではQRコードで各店のメニューを注文し、スタッフが席まで料理を配膳してくれます。食後は席からスマートフォンで支払いをし、一般的な飲食店と同様、食器類は片付けずにそのまま退席できます。

中華料理「さわだ商店」

ミシュラン一つ星の系列店「さわだ商店」

 「さわだ商店」は大阪市で開店翌年から6年連続、ミシュランで一つ星を獲得している「中国菜エスサワダ」の系列店。2023年11月にオープンした「BiVi新さっぽろ」にも麻婆豆腐をメインにした系列店がありますが、少量ずつのバルスタイルにし、カジュアルな価格で楽しめるこのブランドは札幌初進出です。

手前から時計回りに、クリスピーチキン、麻婆豆腐、ローストビーフ

 フラッグシップメニューは3品。「アーモンド香るよだれローストビーフ」(880円)は、しっとりジューシーなローストビーフにスパイシーな特製ソースをかけ、ナッツの香ばしい風味を加えています。「クリスピーチキン」(1280円)はミシュランで星をとった「中国菜エスサワダ」の看板料理。皮を香ばしくパリッと焼き上げ、身にはジューシーなうまみを閉じ込めています。「澤田流麻婆豆腐」は、豆板醤と赤味噌のこくの中に、四川山椒がぴりりと香る「定番中の定番」の味を提供します。

韓国料理「韓国牡蠣酒場ドンソク」

カキの韓国創作料理を提供する「韓国牡蠣酒場ドンソク」

 「韓国牡蠣酒場ドンソク」も、札幌初進出。広島や北海道など全国各地からブランドカキを取り寄せ、韓国創作料理として提供。チャプチェやチヂミなどの韓国料理の定番に加え、新鮮なカキのアレンジ料理が自慢です。生カキは1個380円から、焼きカキ(320円~)は素焼きのほか、コチュジャンやバジルバターガーリックなどで味付け。素蒸しやマッコリ蒸し(3個880円~)などもあります。

手前から時計回りに、生牡蠣とポッサム、マンドゥ2種、牡蠣と和牛のタルタルユッケ、生キムチ

 お勧めは、「生牡蠣とポッサムの盛り合わせ」(200グラム2980円、300グラム3980円)。カキとゆで豚「ポッサム」に、ネギや春菊、エゴマの葉、ナツメなどの特製薬味がたっぷり付いて、グループで囲むのにぴったりです。「マンドゥ2種盛り」(980円)はえびマンドゥと肉汁マンドゥが2個ずつ付いています。

 店名を冠した「ドンソク生キムチ」は、注文が入ってから、生の白菜や白身魚の刺身をキムチ味で和えたもので、「絶対に食べてもらいたい一品。やみつきになります」。「牡蠣と和牛のタルタルユッケ」(980円)はカキと和牛のユッケをあい盛りにしたぜいたくなおつまみです。

ハンバーガー「BRISKSTAND SAPPORO」

「BRISKSTAND SAPPORO」のハンバーガー「切ったやつ」

 「BRISKSTAND SAPPORO」は神戸発のハンバーガー専門店。今年6月に横浜市で開かれた「グルメバーガー日本一決定戦 バガチャン2025」で初出場、初優勝を勝ち取った実力店です。関西や東京で店を展開していますが、札幌は初進出。

 フラッグシップは「切ったやつ」(2500円)。国産牛100%、つなぎなしのパティをはさんで完成させたハンバーガーを、鉄板の上で真っ二つにカット。パティを焼いた時に出た国産牛の脂で切り口を再度、揚げ焼きし、バンズやパティにうまみを吸わせます。香ばしい香りをまとい、サクッとした食感に仕上がり、国産牛のおいしさをあますところなく味わえます。半分にカットすることで、女性や子どもも食べやすいといいます。

 国産のレモンと喜界島の黒砂糖を煮出したオリジナルシロップを炭酸で割った「自家製レモンスカッシュ」(500円)で、レモン本来の甘みと酸味があり、バーガーにぴったりの一番人気のドリンクだそう。

海鮮居酒屋「シハチ鮮魚店 4PLA店」

札幌市内で3軒目となる「シハチ鮮魚店」

 「シハチ鮮魚店」は北区北24条の本店、狸小路の「狸COMICHI」店に続く、3店目。行列が絶えない人気店として有名です。市場での仕入れ、加工、店舗配送まですべて自社で完結しているからこそできる、新鮮さと手ごろな価格を実現させています。

あふれんばかりの12種海鮮丼

 1番人気は「本日の海を感じる名物鮮魚12種丼」(1859円)。丼には、大ぶりにカットされた刺身が、まさにてんこ盛り。「12種」とうたってはいるものの、仕入れによって、いつも15種類ほどは入っているそう。このまま食べると崩れてしまったり、ご飯になかなか行き着かなかったりするので、具を移しながら食べられるように皿が付いてくるという親切さです。

オリジナルしょうゆ2種と薬味

 しょうゆや薬味にもこだわりが。水色のラベルの「さっぱり」のしょうゆは、白身魚やホタテなど、あっさりしたものによく合います。白いラベルの「のうこう」は少し甘めのとろっとした九州しょうゆ。マグロやしめさば、ブリなど脂ののった魚に合わせるといいそう。オレンジ色の粉状の調味料「ばんのう」は、ショウガとうがらし。道東の漁師町では、サンマやイワシなど青魚の刺身に一味唐辛子を合わせることから着想し、独自につくったそう。好みに合わせて味付けも選べます。

 海鮮丼として食べ進め、最後に「高級きんき出汁」(280円)を追加して、お茶漬けにすることもできます。出汁は無料でおかわりでき、出汁の中にお茶用の粉抹茶を混ぜてお茶漬けにするのもお勧めだそう。

 海鮮丼だけでなく、「赤酢の生本鮪握」(180円)や「塩水生うに」(580円)、「トロたく」(1000円)など、握りや軍艦、巻物もあり、1貫から注文可能。日本酒も銘柄をそろえており、「寿司屋飲み」も。店頭の冷蔵ケースには新鮮な魚介類が並び、「殻付き活アワビ」(480円)を刺身や焼き煮にしたり、「牡蠣パック」(380円)を生や天ぷらなどで楽しむこともできます。

餃子居酒屋「SAPPORO 餃子製造所」

お酒の品ぞろえを充実させた「SAPPORO 餃子製造所」

 「SAPPORO 餃子製造所」は、札幌市内6店目の出店ですが、お酒と一緒に楽しむ「餃子居酒屋」をコンセプトにリスタート。これまでの店では定食を頼む人も多かったそうですが、ここではドリンクメニューを充実させ、約80種類をラインナップしています。

 ビールや各種サワーのほか、焼酎は芋、麦、黒糖、泡盛などをそろえ、北海道内の蔵元の日本酒やワインもメニュー化。お酒が苦手だったり、飲まない人のために、ポットティーやモクテルも充実させました。

手前左から時計回りに、タレザンギ、大粒餃子、揚げ豚のにんにくソース

 名物の「大粒餃子」(4個940円)や「タレザンギ」もありますが、タレザンギは通常の店舗では3個セットで出していますが、ここでは「いろいろなものを少しずつ、お酒と一緒に楽しんで」と、2個540円に。あまじょっぱいタレで、サクサク、ジューシーなおいしさは変えず、「酒飲みへの配慮」を忘れません。大粒餃子も10センチ近いボリュームや、もっちりした皮と野菜たっぷりのあんのヘルシーなおいしさはそのままです。

 豚バラ肉の「揚げ豚のにんにくソース」(790円)や「パクチーセロリ海老サラダ」(730円)、「蒸し鶏の麻辣タレ」(790円)など、つまみになる一品も取りそろえます。大粒餃子やタレザンギが付いた定食もありますが、メニュー表の一番下の隅っこに、小さく載せてあります。

クラフトビール専門店「クラフトビール100」

冷蔵ケースいっぱいに100種類をそろえる「クラフトビール100」

 大通バルの真ん中にあるのは、「クラフトビール100(ハンドレット)」。店内に置かれたショーケースには、日本全国各地のクラフトビールが約100種類。人気の有名ブルワリーのものから、小規模なレアな醸造所のものまで幅広く、どれも1本1100円で飲むことができます。

全国各地のクラフトビールがそろいます

 このほか、お得なプランとして好みのビール3本のセット(2700円)や、2時間飲み放題(4980円)もあります。さらに、月間サブスクを申し込むと、月5980円支払うと、毎日2時間、飲み放題。連日来ても大丈夫です。

パフェ・スイーツ「の~すくり~む」

「の~すくり~む」の和のパルフェ(左)、ソフトクリーム(中央)、フランボワーズリキュールフロート

 入り口近くのカウンターには、スイーツの「の~すくり~む」とカフェ「coffee mafia(コーヒーマフィア)」が出店。いずれも札幌初出店です。の~すくり~むは、中標津町産のA2ミルクでつくったソフトクリームやパフェを提供。A2ミルクは、消化不良の原因とされるA1タイプの遺伝子ではなく、A2タイプの遺伝子を持った乳牛のみから搾った希少なミルクで、お腹が痛くなりにくいとされています。

 そのソフトクリーム(メープルコーン450円、カップ430円)は、ふわふわとなめらかでミルキー。まろやかなのに、甘さが口に残らず食後ものどが乾かないソフトクリームです。

 そのソフトクリームを使ったパフェ(850円)もお勧め。「苺とミルフィーユ」や「キャラメルナッツ」など5種類あり、例えば「和のパルフェ」は下から、サクサクのクランブル、抹茶ソース、カスタード、あんこ、ミルクアイス、パイ、エスプーマ、パイ、抹茶ソースと重ねた上にソフトクリームを載せており、白玉やもなかも入っています。さまざまな食感や味の違いを楽しむことができ、なかなかのボリュームですが、飽きずに食べられます。さらに、オプションのリキュール(200円)をかけると、大人の味わいです。

 このリキュールは余市町の余市リキュールファクトリーのもの。ブドウ(ナイヤガラ)やイチゴ、ハスカップなどフルーツのほか、の~すくり~むのソフトクリームを使ったリキュール「ソフトクリーム」もあります。パフェにかけるだけでなく、ソーダやミルクで割ったドリンク(650円)も提供。オプション300円で。その上にソフトクリームを浮かべたフロートもお勧めです。

コーヒー・カフェ「coffee mafia」

ホットサンドBLT(手前)とサブスクで受け取れる和紅茶やルイボスティーなどのドリンク。ドリンク前列右は、コーヒーゼリー

 コーヒーマフィアは東京や大阪で展開しているサブスク型コーヒーショップ。単一の豆の品種のシングルオリジンを1杯ずつ、独自のドリップ方法でいれる「スローコーヒー」(700円から)に対し、サブスクではオリジナルブレンド10杯程度をまとめてハンドドリップする「クイックコーヒー」(単品は400円)を提供。おいしさと、来店してすぐに受け取れる手軽さを両立させています。

 日本茶は、単一品種のお茶シングルオリジンティーで、「つゆひかり」(410円)と「やぶきた強火」(同)のほか、「ほうじ茶」(同)、「ゆず緑茶」などがあり、すべてサブスクの対象です。

 ラタトゥイユとサラダが付いた「ホットサンドBLT」(1400円)や「濃厚手作りコーヒーゼリー」(650円)などの軽食やスイーツも、用意しています。

 ドリンクのサブスクは、通常月額3980円で、初回のみ月額500円です。

名称/ODORiBA 大通バル
住所/札幌市中央区南1条西4丁目1-1「4PLA(プラ)」地下1階
営業時間/午前11時~午後11時、コーヒーマフィアのみ午前8時から
小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

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