
東京土産として人気の「東京ばな奈」やバウムクーヘン「ねんりん家」などを展開するグレープストーン(東京)と大丸松坂屋百貨店(東京)が業務提携してつくった北海道発の新しいスイーツブランド「BLUE POND(ブルーポンド)」が10月8日(水)、大丸札幌店地下1階にオープンしました。北海道産のミルクやバターを使った新感覚スイーツを、さっそく食べてみました。


新ブランド発売の情報を受け、大丸札幌店地下1階の入り口には、新商品を手に入れようと午前6時すぎから並ぶ人がいたそうです。開店時間の午前10時には、優に200人を超える行列になっていました。ブルーポンドの販売は、大丸札幌店のみです。

ブルーポンドのスイーツは、キャラメルチーズケーキとキャラメルミルクサンドの2種類。
キャラメルチーズケーキは生菓子で、江別市の牧場「カーム角山(かくやま)」で生産した有機牛乳を使ったフロマージュムースの中に、北海道産バターを使ったキャラメルソースを閉じ込め、大雪山系の水を採取したミネラルウォーター「ゆきのみず」の水ゼリーで包みました。江別市の牧場「町村農場」のバターを使ったクリスピー生地の上にのせられています。


さっそく食べてみました。箱から出してみると、意外と大きい。表面は水ゼリーでコーティングされているので、ツヤツヤです。ブルーポンドは、スイーツの開発に携わったパティシエが北海道旅行で見た青い池に感動し、その美しさを再現したいと考えて考案されたスイーツで、豊かな水をたたえた池や湖を思わせるブルーグリーンが、水ゼリーで再現されています。

フロマージュはとろっとなめらか。口に入れると、かまなくてもとろけます。実は、断面を見ようとナイフでカットしてみたのですが、柔らかすぎてきれいに切ることができませんでした。フロマージュムースは甘さ控えめですが、中から甘くてほろ苦いキャラメルソースがとろり。土台になっているクリスピー生地はザクザク食感で、なめらかなムースととろーりキャラメルソースのいいアクセントになっています。食感はザクザクですが、バター感はたっぷりです。
キャラメルチーズケーキは冷凍で販売。食べる前に冷蔵庫で3時間ほど解凍します。2個入り1404円で、店頭販売は午前10時からと午後5時からの毎日2回。引き渡しは店頭のみですが、大丸松坂屋百貨店オンラインストアで予約もできます。購入は1人2箱まで。

キャラメルミルクサンドは、北海道産生乳を使ったキャラメルソースを、ふわふわ食感の北海道産のホワイトショコラで包み、町村農場バターを使ったクリスピーナ生地でサンド。サイドはキャラメルフォンダンでパリッとコーティングしています。
食べてみると、ふわふわ食感のホワイトショコラは口のなかであっという間に溶け、冷たくはありませんが、まるでアイスクリームを口にしたかのよう。アイスクリームのような口溶けを実現させるため、市販されているアイスクリームの空気の含有量を測って、研究したそうです。だから、まるで「冷たくないアイスクリーム」のような食感なんですね。

ホワイトショコラが溶けると、とろっとしたキャラメルソースの甘さがやってきます。クリスピー生地のザクザク感も楽しい。キャラメルの穏やかなビターさとホワイトショコラの優しい口溶けを楽しむ「新感覚スイーツ」です。
キャラメルミルクサンドには秋冬の期間限定で、ピスタチオ味も登場しています。中にピスタチオキャラメルソースを忍ばせ、表面はピスタチオキャラメルフォンダンでコーティングしています。ピスタチオのうまみたっぷりです。
キャラメルミルクサンドは、個包装され、常温保存が可能。4個入り993円、6個入り1490円、10個入り2376円。ピスタチオ味は4個入り1080円。両方の味を詰め合わせた12個入りは3240円、21個入りは5400円。ピスタチオ味は、2026年4月ごろまで販売予定です。購入は、4個入りは5点まで、6個入りと10個入りは各3点まで、12個入りと21個入りは各2点までです。

発売を記念して10月17日(金)まで、3240円以上購入した人に、ブルーポンドのオリジナルトートバッグをプレゼントしています。各日先着200人限定です。
ブルーポンドは、池や湖、雪、空、海など北海道の自然をイメージした青色「北海道ブルー」をイメージカラーにしています。その北海道には、牛乳やバター、フロマージュなどお菓子に欠かせない素材が豊富にあります。グレープストーンと大丸松坂屋百貨店は、その北海道だからこそ、つくることのできるスイーツを開発しようと、札幌に「株式会社BLUE POND」を設立し、このスイーツを開発しました。ブルーポンドの哲学は「北海道の青の絶景のように、一瞬で人を夢中にさせるお菓子を作ること」だといいます。
ブルーポンドは「こだわり抜いた素材と、これまでになかった新しい製法で生み出されたスイーツ」と自信をみせています。バターやフロマージュなど素材を供給している町村農場とカーム角山は、スイーツ開発の監修にも携わっています。