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2022.10.06

From北海道新聞

愛別神社 熱々ピザでにぎわい再び*宮司の丸井さんが手作り窯*2日に火入れ、来春貸し出しも

北海道新聞記事
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火入れ式後に焼き上がったピザを窯から出す愛別神社宮司の丸井さん

 【愛別】愛別神社で宮司を務める丸井直人さん(52)が、境内の社務所の近くに手製のピザ窯を完成させた。もともとDIY好きで、「地域の人々が気軽に集まれる神社にしたい」との熱い思いを込めた。10月2日には火入れ式を実施。来春には一般への窯の貸し出しも始める予定といい、「愛別の新たな名物に育ってもらいたい」と願っている。

愛別神社の境内に完成したピザ窯

 同神社は年末に氏子らが集まり約500キロの「大しめ縄」作りを行っていたが、高齢化などの理由で2016年を最後に中止となった。18年から同神社の宮司を務める丸井さんは、神社を中心にした住民のコミュニティーを復活できないかと考え、思い付いたのが以前から興味があったピザ窯だった。「特産品のキノコなどを使ったレシピでピザを焼けば、愛別らしさも加わる」と昨年6月に製作に取りかかった。

 コンクリート製の基礎部分は地元の建設業者に頼み、丸井さんは窯部分を担当。休日などを使って幅約1メートル、高さ約70センチのドーム状に耐火れんがを積み上げ、煙突や屋根を設置した。窯は昨年11月に完成したが、新型コロナウイルス下だったことから発表を遅らせていたという。

 火入れ式では神事の後、実際にピザを焼いて参加者に振る舞う計画。来年4月には、町内産農産物を使うことを条件に、希望者に窯を無料で貸し出すサービスも始める予定だという。丸井さんは「多くの人に使ってもらいたい。神社ににぎわいが戻ってくれたらうれしい」と話している。

 北海道神社庁は「境内にピザ窯がある神社は道内では聞いたことがない。地域の結束を高める目的なら設置は問題ない」としている。(小林健太郎)

(北海道新聞2022年9月28日掲載 ※火入れ式の画像は10月2日撮影)

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