【幌延】ほろのべトナカイ観光牧場は、町産アイガモを使った札幌の人気ラーメン店「MEN―EIJI(メン・エイジ)」の町内限定ラーメンを購入できる自動販売機を、JR幌延駅待合室に設置した。近く町内の恩田農場のトナカイを使ったソーセージも自販機のメニューに加える。
観光牧場は町が100%出資している。メン・エイジに町特産品の開発を相談したところ、町産アイガモを使った町内限定販売のラーメン開発を提案された。コロナ下で、同店で好評という自販機での販売も勧められたため、自販機を借りて冷凍ラーメンの販売を始めた。設置費用は約150万円。
町産アイガモは、町の障害者就労支援施設「安心生産農園」で無農薬で作った飼料などで飼育されている。町は、観光客や地元の人が集まる場所として幌延駅での設置を決めた。
自販機では、町産アイガモを使った「DUCK醤油(しょうゆ)」(千円)のほか「家系ラーメン」(同)、「魚介豚骨醤油」(同)の3種類を24時間販売している。
町企画政策課の担当者は「人気ラーメン店の幌延限定冷凍ラーメンを通じて町産アイガモのおいしさを知ってもらえれば」と話している。(田中雅章)
(北海道新聞2022年10月5日掲載)
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