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2025.11.21

【初日レポ】「2025 ミュンヘン・クリスマス市 in SAPPORO」開幕!聖夜までのカウントダウン 12/25まで、札幌・大通公園2丁目

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

会場内に設置されたアドベントカレンダー。クリスマスまで1つずつ窓を開け、カウントダウンします

 聖夜までの雰囲気を盛り上げる札幌の冬の風物詩「2025ミュンヘン・クリスマス市 in SAPPORO」が11月21日(金)、札幌市中央区の大通公園2丁目で始まり、TripEat北海道編集部スタッフと一緒に行ってきました。クリスマスを盛り上げるグッズやヨーロッパの雑貨が販売されているほか、本場ドイツのビールやソーセージなどのお店も出店。スパイス入りホットワイン「グリューワイン」の専門ブースも初登場し、体も心も温まるひとときを過ごすことができます。12月25日(木)までの午前11時~午後9時。

クリスマス雑貨&飲食 計32店が出店

シンボルオブジェ「Gift of Snow」。夜にはライトアップします

 クリスマス市は、ドイツ・ミュンヘンと札幌市の姉妹都市提携30周年の2002年に始まり、今年で24回目。ドイツではクリスマス前の4週間を「アドヴェント(待降節)」と呼び、国内で2500以上のクリスマス市が開かれます。札幌のクリスマス市は札幌市と札幌観光協会、札幌商工会議所が主催し、今年は雑貨店17店、飲食店15店の計32店が出店しています。会場中央にはシンボルオブジェ「Gift of Snow」も設置され、夜にはライトアップされます。今年は光の演出がパワーアップし、フォトスポットとして例年以上に人気を集めそうです。

 クリスマス市オリジナルデザインのマグカップやコースター、缶バッジなどの公式グッズのほか、クリスマスツリーやオーナメント、ステンドグラス、人形など、さまざまな雑貨が並びます。北海道在住の作家の手作り作品を販売しているお店、ドイツや欧州直輸入の雑貨を扱うブースなど、入手の機会が少ない雑貨も数多く並んでいます。ドイツ直輸入のキャンドルホルダーのブースでは、時計台をモチーフにした札幌オリジナルの商品も。


 大小さまざまのスノードーム、ネコやサンタクロース、雪だるまのマトリョーシカ、くるみ割り人形などの雑貨は、眺めているだけでクリスマスムードが高まります。ウィーンの紅茶とお菓子、札幌スイーツとコーヒーも出品されており、自宅でクリスマス気分のティータイムを過ごせそうです。

 かわいい雑貨にも目を奪われますが、お昼も近くなり、会場に漂うおいしそうなにおいにつられて、おなかが鳴ります。せっかくなので、クリスマスっぽいものを選んで、ランチにしましょう。

グリューワインで乾杯!

 まずは、グリューワインの専門店「グリューザウバー」で、乾杯用のドリンクを調達。グリューワインはスパイスや果物で味や香りを付けた温かいワインで、ドイツのクリスマスマーケットの定番ドリンクです。グリューザウバーでは、札幌の人気シェフやワインショップが監修したオリジナルメニューを提供しています。「あまり甘くないものを」とお店の人にリクエストして、購入します。

グリューワインで乾杯!

 赤「レッドアップルSTYLE」(800円)は赤ワインにリンゴ、レモン、はちみつ、スパイスを併せたもので、長沼町の人気スイーツ店「暁 patisserie FURUTA」のオーナーパティシエ古田浩真さんが監修。リンゴとはちみつの甘さはありますが、くどくはなく、シナモンやスターアニスのような香りがあります。飲み干すと小さなリンゴのかけらがひとつ、沈んでいました。白「フレグラント・ノエル」(800円)は札幌市中央区の「the bar nano.」のバーテン富田健一さんが監修。シロップのモナンアマレットとノンアルコールジン「ネマ」を加え、ラベンダーで香り付けしており、ラベンダーやバラの香りがふわりと立ち上り、雪の降る静かな札幌の夜にぴったりなイメージです。

鹿肉やソーセージ、チキンを堪能

鹿肉のロースト

 フードは、美唄市のジビエ専門の食肉店「モンターニュ」と同市を拠点にキッチンカーで営業するフライドポテト専門店「アソンブロッソ!」がコラボした、「モンターニュ×アソンブロッソ!」で、鹿肉のロースト(1600円)を購入。鹿肉はくせがなくて柔らかく、ほんのりピンク色が残る火入れ。オニオンのソースが良く合います。フライドポテトはハンドカットで、切り口がギザギザ。そのギザギザがカリっとしていて、中はほくほく。塩気もちょうど良く、ほかとはひと味違ったフライドポテトです。

6種類のソーセージ盛り合わせ

 ドイツと言えば、ソーセージ。ということで、「ヴァルシュタイナー」で6種類のソーセージ盛り合わせ(1300円)も調達します。小ぶりではありますが、あらびき、チョリソー、ペッパー、ハーブ、ガーリック、カレーのソーセージに、ザワークラウトと粒マスタードも付いています。

ワンコインチキン&特製ポテト

 もうひとつ、お得なセットを「北海道ウイングファーム」で発見。北海道ウイングファームは岩見沢市で鴨やニワトリの飼育と加工を手がけており、その直営店です。「ワンコインチキン&特製ポテト」は、名前の通りワンコイン、500円。10センチほどのチキンのかたまりとフライドポテトが付いています。お得なだけでなく、肉はジューシーで、皮にはハーブやスパイスがまぶされ、本格的な味わいです。

 写真を撮影することもあり、屋外のスタンディングテーブルで食べましたが、飲食用のテントもあるので、冷え込む日や夜、雪が降っても安心です。また、北側のコンテナハウス「ヴァイナハツパビリオン」では、間伐材を活用した木質ペレットを燃料として使うペレットストーブも設置されており、暖を取ることもできます。

環境にも配慮、リターナブル食器やペレットストーブ活用

ヴァイナハツパビリオンのペレットストーブ
リターナブルの食器と紙製のカトラリー

 ペレットストーブもその一環ですが、クリスマス市は環境に優しいイベントを目指しています。会場では、家庭で出た使用済みの油の回収箱を設置しており、会場では、この油でつくったバイオディーゼルで発電した電力を使っています。

 さらに、食器はすべてリターナブルで、洗浄して何度も使っています。この食器は非食用のコメから作られた国産バイオマスプラスチックを使ったライスレジン製で、洗浄はボランティアが担っています。使い捨てではなく、リターナブルの食器を使っているのは知っていましたが、ボランティアが洗浄しているのは、初めて知りました。見えないところで、イベントを支えてくれている人たちに感謝です。カトラリー類はプラスチックではなく紙製ですが、つくりがしっかりしていて、ソーセージも簡単にカットできました。

 2025ミュンヘン・クリスマス市 in SAPPOROは、12月25日(木)までの午前11時~午後9時。期間中、定休日を設けているお店もあります。問い合わせは、電話011-206-6780へ。

小川郁子編集長
小川郁子編集長

 苫小牧生まれ、札幌育ち。ビール、ワイン、日本酒、お酒全般、控えめにいって好きです。食べ物の好き嫌いもほとんどありませんが、ウナギやハモ、アナゴなどニョロっとしたものは苦手です。1996年に北海道新聞入社後は、道内各地や東京で1次産業や政治、行政などを担当しました。2023年5月からTripEat北海道編集長。

トリップイート北海道

北海道新聞社が運営する、食と観光に特化したWEBメディアです。 北海道には、四季折々の美しい自然と多彩なアクティビティー、新鮮な食材、地域自慢の料理と酒があります。そんな魅力たっぷりな北海道の楽しくて、おいしくて、なるほど!な情報を、担い手たちの情熱と共に発信します。

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