北海道 食と観光のWEBメディア|English

Language

Language

北海道観光情報サイトトリップイート北海道

テーマから探す

キーワードから探す

2025.12.29

From北海道新聞

七飯「ぼーろ」札幌で好評*こだわりの卵で福祉施設と協力、製造*小野養鶏場*「農福連携促進につながれば」

北海道新聞記事
北海道新聞記事
おのたまを使った「たまごぼーろ」を手に笑顔を見せる佐藤さん(左)と小野さん
おのたまを使った「たまごぼーろ」を手に笑顔を見せる佐藤さん(左)と小野さん

 七飯町の小野養鶏場の鶏が産むこだわりの卵「おのたま」を使った焼き菓子「たまごぼーろ」が、札幌のセレクトショップなどで好評を得ている。菓子の生産は函館市の就労継続支援B型事業所「工房・虹と夢」が担っており、両者は「農福連携の取り組みを続け、道南の食を発信したい」と話している。

 小野養鶏場は、特別支援学校の元教員の小野美孝(よしゆき)さん(48)が2020年8月に立ち上げ。純国産鶏の「岡崎おうはん」と「あずさ」を地元や道産の素材を使った飼料で飼育している。幅広い世代に親しまれる菓子を作ろうと、開業後すぐに知人を介して同事業所にボーロの生産を依頼。同年11月にオープンした直売所「里山楽房(らぼ)」で販売を始めた。

 知名度向上のきっかけは、22年から札幌市中央区の商業施設「マルヤマクラス」に入る青果物のセレクトショップ「フレッシュファクトリー」で取り扱いが始まったこと。1袋50グラム入りで600円と高価だが、保存料を使わない点や、一つ一つ手作業で丸めて焼くといったこだわりが、食に関心を持つ層に受け入れられたという。

 生産量は2カ月で約30袋と少ないものの、同事業所サービス管理責任者の佐藤雅代さん(56)は「さまざまな商品を作っているが、たまごぼーろのように安定して売れ続けるものは少なく、人気を感じる」と話す。賞味期限も1年ほどと長く、本年度の農林水産省の表彰事業「フードシフトセレクション」で「家庭備蓄に適した商品」として評価された。小野さんは「災害時にもほっとできる食べ物。農福連携の促進にもつながれば」と喜んだ。(鹿内朗代)

(北海道新聞2025年12月6日掲載)

北海道新聞記事
北海道新聞記事

トリップイート北海道

北海道新聞社が運営する、食と観光に特化したWEBメディアです。 北海道には、四季折々の美しい自然と多彩なアクティビティー、新鮮な食材、地域自慢の料理と酒があります。そんな魅力たっぷりな北海道の楽しくて、おいしくて、なるほど!な情報を、担い手たちの情熱と共に発信します。

当サイトを英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語に翻訳することができます(一部のリンク先ページを除く)。翻訳は機械的に行われるため正確に翻訳されない場合があります。十分ご理解のうえご利用ください。

お問合わせ

株式会社 北海道新聞社
〒060-8711 北海道札幌市中央区大通東4丁目1

食と観光

PAGETOP