
【恵庭】JR恵庭駅前の再開発ビル「いざりえ」(相生町1)に、イタリア料理店「駅バルJunJun(ジュンジュン)」が開業した。オーナーシェフの片山淳さん(54)が、夜に酒類を提供する飲食店がない駅前のにぎわいづくりに協力しようと、札幌の店を移転。地元も「駅前に新たな人の流れができる」と期待している。
駅と通路でつながるいざりえ3階の交流拠点エニマルシェに出店。駅周辺の飲食店は、同ビル内のカフェ「ノムジェラコーヒー」と、飲食スペースがあるパン店「ペンギンベーカリー」のみで、午後7時以降に飲食できる店はなかった。
片山さんは札幌出身で、地元で料理教室を開いていたが、コロナ禍で休止に。2020年からは、曜日ごとに異なる飲食店が営業する札幌のシェアレストランでイタリア料理を提供していた。
転機は今春。居住経験があり、自然豊かな恵庭での出店を考えていたところ、ノムジェラコーヒーを運営する知人に出店を持ちかけられて移転を決め、昨年9月に開業した。
バルでは、駅利用者らが帰宅前に立ち寄れるように、ビールなどの酒類1杯とつまみ1~5品を選べる「選べるちょい飲みセット」(850~1490円)を用意。パスタやリゾットなどの料理約60種類を提供する。
駅利用者や駅周辺の住民は外でお酒を飲む場合、徒歩約10分の繁華街に行く必要があっただけに、恵庭駅通商店街振興組合の行沢勇理事長も「駅周辺の活性化につながる」と歓迎。片山さんは「一杯飲み、すぐに駅の改札に行ける。新たな人の流れをつくりたい」と話す。
営業は月~金曜が午後4~9時、土日は午前11時から午後9時まで。不定休。 (伊藤空那)
(北海道新聞2025年12月13日掲載)


