2022/05/11
育種場カフェ「愛される店に」 サッポロ珈琲館、江別の旧庁舎で11日開店
【江別】国の登録有形文化財「北海道林木育種場旧庁舎」(文京台緑町561)に札幌市から本社を移転した「珈房(こうぼう)サッポロ珈琲館」は10日、併設する直営のカフェ「Rinboku(リンボク)」のオープニングセレモニーを行った。式典には関係者ら約40人が参加し、同育種場旧庁舎の新たな門出を祝った。カフェは11日から一般向けの営業を始める。
旧庁舎は1927年(昭和2年)に内務省林業試験場道支場として建てられ、今年で築95年になる。所有する市は歴史的価値を生かして利活用するため民間利用者を公募。一昨年12月に同社を選定し昨年3月に20年間の土地建物の無償貸借契約を結んだ。同社は今年4月に本社機能や工場などの移転を終えている。