2022/11/27
原料から醸造まで オール十勝の地酒できた 帯畜大内「碧雲蔵」で試飲会 飲み口柔らか 9日から管内で先行販売
帯広市の帯広畜産大構内にある上川大雪酒造(上川管内上川町)の酒蔵「碧雲(へきうん)蔵」で27日、十勝産地酒「十勝晴れ」の初しぼりと試飲会が行われた。酒米の栽培から醸造までを十勝で完結させるのは本年度が初。12月9日から十勝管内で先行販売し、全国の酒販店でも取り扱う。
「十勝晴れ」は、帯広信用金庫などでつくる「とかち酒文化再現プロジェクト」が2012年から販売する地酒。昨年までは小樽市の酒蔵が醸造してきたが、碧雲蔵の開設によって念願だった「オール十勝」の地酒が実現した。音更町の酒米農家白木祐一さん(78)が栽培する「彗星(すいせい)」と、帯畜大構内でくみ上げた札内川水系の地下水で造る。