2022/05/14
レモンのような酸味と香り…殺菌作用も 蘭越のシソ栽培本格化 町の施設で育苗、農家配布へ
【蘭越】薬用植物の一種でレモンのような酸味と香りが特徴のシソ「下阿達(しもあだち)」の栽培が、町内で本格的に始まった。薬用植物を使ったまちおこしを進める町が苗を育て、本年度は町内の農家4戸が計14アールの畑に植える。順調に育てば7、8月ごろに収穫し、薬膳料理の材料として近隣の飲食店やホテルなどに売り込みたい考えだ。
町は2020年から、京都大、製薬開発支援大手のシミックホールディングス(東京)と連携し、町内で薬用植物の研究栽培に取り組んでいる。「下阿達」は京都大が開発した品種で、殺菌作用などが期待できるという。