2023/01/09
三笠、食のまちづくり本格化 栄養士採用、料理教室30回 健康増進、幅広い層の理解課題
【三笠】三笠市は、道内で昨年初めて施行した「食のまちづくり基本条例」の取り組みを本格化させている。関連産業による地域活性化だけでなく、食を通じ市民の健康や食育の増進を図るのが特徴。旧産炭地で塩分の濃い食事を好みがちな土地柄や、道内唯一の食物調理単科高である三笠高校の存在も制定の背景にある。市は専門部署を設置し、管理栄養士3人を採用して体制を整えたが、中高年の男性など幅広い市民の理解が課題になっている。