2022/06/02
2日「ぱしふぃっくびいなす」12日「にっぽん丸」 クルーズ船5年ぶり白老へ ウポポイ効果 観光振興期待

【白老】大型クルーズ船「ぱしふぃっくびいなす」(2万6594トン)が2日、白老港に寄港する。新型コロナウイルスの影響などで白老港にクルーズ船が寄港するのは5年ぶり。12日には「にっぽん丸」(2万2472トン)の入港が予定される。相次ぐ寄港には、2020年にアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」が開業したことが追い風となっており、町内の観光振興や経済効果が期待される。
日本クルーズ客船(大阪)の「ぱしふぃっくびいなす」は5年ぶり2回目の寄港。横浜港発着「初夏の日本一周クルーズ」の一環で、乗客約300人。同社の担当者は「ウポポイの開業は道外でも話題。アイヌ文化に触れやすくなったことが、白老港に寄港を決めた理由の一つ」と話す。