2022/06/04
十勝サイダーはじける人気 ブドウやトウキビ…特産品で10種類 販売数3割増、販路は全国50カ所以上に
【帯広】サイダーに十勝管内の特産品を加えた「十勝地サイダー」シリーズの勢いが増している。農業が盛んで日本の食料基地といわれる強みを生かし、企画開発に取り組む地元経営者らのグループが最初の商品を生み出してから10年。今ではブドウ、黒豆、トウモロコシ、ビーツなど10種類の味がそろう。全国の地サイダーの中でも同じ地域にこれだけの種類があるのは珍しく、本年度からは運営組織を強化し、売り込みを加速させる。
「シュワシュワする。あっニンジンの味もした」。半袖姿の札幌市の濱野峻寿(たかひさ)君(9)は新商品の「音更キャロットサイダー」の瓶を両手で握り、一口、二口飲むと笑顔を見せた。