2022/04/27
動物名、アイヌ語の看板で おびひろ動物園 29日から夏季営業
おびひろ動物園の夏季営業が大型連休初日の29日から始まる。新たにエゾタヌキやエゾフクロウなどの飼育舎前にアイヌ語名を紹介した看板を設置し、動物の生態を通じてアイヌ文化を学ぶ環境を整えた。
アイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(胆振管内白老町)が2020年7月に開業し、帯広でもアイヌ文化発信に力を入れる試み。看板は縦80センチ、横89センチで、エゾタヌキ、エゾフクロウ、エゾモモンガ、エゾシカの飼育舎前に設置。エゾタヌキの看板では、生態などに加え、ヒグマの巣穴を利用する習性からアイヌ語で「ヒグマの叔父さん」と呼ばれていることを解説した。