はこだてグルメサーカス　全国の美味９０店集結　ステージは観光ＰＲに限定

９月３、４の両日、３年ぶりに開かれる「はこだてグルメサーカス」の詳細が決まった。新型コロナウイルス感染防止のため、出店数は前回２０１９年の１６１店から４割以上減って９０店になる。ステージイベントは参加団体によるものに限定されるが、久しぶりに全国の美味な逸品が函館に集結する。 函館市や北海道新聞函館支社などでつくる実行委が２４日、発表した。 イベントは出店者ごとに４エリアに分け、函館空港と直行便がある都市の「翼でつながるひろば」には手羽先が有名な「世界の山ちゃん」（名古屋）や、お好み焼きの「大阪粉もん屋　とん平」（大阪）などが出店。「東北ひろば」には毎回人気の「気仙沼ホルモン同好会」がブースを構える。そのほか「みなみ北海道ひろば」や「函館とゆかりのひろば」には地元函館や道内などの味が集まる。 新型コロナの影響などで、出店数が減り、ステージイベントは参加自治体や団体による観光ＰＲに限定した。会場も函館朝市付近は使わず、松風町のはこだてグリーンプラザと太陽パーキングで開催する。 実行委は３年ぶりの開催へ機運を高めようと、市内の観光地や市電にポスターを掲示。ＪＲ函館駅前に約５０本ののぼりを設置した。実行委員長を務める工藤寿樹市長の代理の谷口諭副市長は「感染対策を可能な限りした上で実施したい」と話した。（坂口光悦）