2022/10/04
小型電動バス温泉街巡る 層雲峡で実証運行 環境負荷減目指す
【層雲峡】上川町などが出資する株式会社「大雪山ツアーズ」は、温泉街を巡る低速小型電動バス「グリーンスローモビリティ(グリスロ)」の実証運行を始めた。大雪山国立公園内にある同温泉街の環境負荷軽減を図りながら、徒歩や車に代わる移動手段として期間限定で導入。1、2の両日は約300人が利用し、好調なスタートを切った。
観光庁の補助を受け、群馬県の業者から車両を借り受けた。9人乗りで、最高時速は19キロ。一度の充電で約30キロ運転でき、風通しのよい構造になっている。温泉街の麓にある観光案内所から紅葉谷入り口まで、高低差約40メートル、およそ2キロの道のりを20分で巡回する。希望者は無料で自由に乗り降りできる。