2022/10/10
栽培実証試験のワイン用ブドウ、糖度十分 中頓別町、2023年度から商業栽培へ
【中頓別】町が取り組むワイン醸造用ブドウの栽培実証試験で、試験圃場(ほじょう)の収穫見学会が開かれた。3品種で計21・6キロを収穫し、寒さに強くメインの品種と期待される「山幸」は、ワイン醸造に必要な糖度18を2020年度から3年連続で達成した。町は来年度から商業栽培の圃場整備に着手し、4年掛けて2千本を植える方針。
町内松音知地区の試験圃場2カ所で現在、計90本ほどのブドウの木を栽培する。「山幸」の60房(7・1キロ)を収穫し、糖度19・9、酸度1・36だった。「清舞」は73房(7・6キロ)で糖度19・2、酸度2・04。「清見」は71房(6・9キロ)で糖度17・8、酸度1・58となった。