ペットと宿泊可のホテル好調　飲食店には専用個室も　函館

新型コロナウイルス禍により自宅で過ごす時間が増え、全国的にペットの人気が高まる中、ペット同伴の旅行需要を取り込む動きが函館市内の宿泊施設や飲食店に広がっている。今夏開業したホテルはペットとともに宿泊できる客室を設け、稼働率も好調だ。飲食店はペットとともに食事が楽しめる個室を用意するなど愛する犬や猫との時間を楽しみたい観光客のニーズに応えている。 一般社団法人ペットフード協会（東京）の「２０２１年全国犬猫飼育実態調査」では、犬の新規飼育者の飼育頭数が、コロナ禍前の１９年は３５万頭だったのに対し、２０年４１万頭、２１年３９万頭。猫についても１９年は３９万頭だが、２０年４６万頭、２１年４８万頭と、いずれも増加傾向だ。同協会は「コロナ禍の影響で、ペットとの生活に癒やしを求める傾向がうかがえる」と説明する。