2022/11/07
サンマ水揚げ、根室市で今季最多704・4トン 厳しい状況変わらず
【根室】国内最大のサンマの水揚げ拠点の根室市で7日、今季最多となる704・4トンの水揚げがあった。このうち9割以上は5年ぶりにオホーツク海側で漁獲されたサンマだった。ただ、魚群がこのまま羅臼沖にとどまる可能性は低いとみられ、道内のサンマ漁獲が厳しい状況は変わらない見通しだ。
この日は、明け方から大型船8隻を含む31隻が花咲港(根室)と根室港で水揚げした。花咲市場で行われた競りでは、1キロあたりの高値が572円だった。関係者によると、1匹あたり110グラム程度が中心。大型ではないが、漁期が終盤となり加工用の原料を確保しておきたい業者の購入が目立ち、浜値は比較的高く推移した。