2022/11/09
「ワインにモーツァルト」うま味増す? 奥尻ワイナリーで実験 来春に発売予定
【奥尻】檜山管内奥尻町の奥尻ワイナリーで、発酵中の赤ワインが入ったタンクにモーツァルトの交響曲を24時間流すユニークな試みが行われている。音楽の振動で日本酒のうま味が増した例があるとされ、クラシックの名曲がワインをどう醸すのか、注目されそうだ。ワインは熟成などを経て来春にも発売予定だ。
同ワイナリーの熟成庫にある4千リットルのステンレスタンク。今年秋に収穫した赤ワイン用ブドウ「メルロー」を発酵中で、そばに寄ると、かすかにモーツァルトの調べが聞こえてきた。タンクにはオンキヨー(大阪)が開発した特殊な装置が12個装着され、タンク内に音楽を響かせている。この装置を使ったワイン醸造は道内では初めて。