頑張った貴女に贈る『ご褒美女子旅』の第2弾・道北編。
上川町にある大雪山系の麓にたたずむオーベルジュで美食と景色を楽しむ1泊2日の『ご褒美旅』の後編です。
冬の朝を楽しむ
朝目覚めると、一面銀世界になっていました。
昨日と今日、違う景色が楽しめるのは、ちょっと得した気分です。
少しヴィラの中をご紹介します。
大きめのバスタブがあります。隣にはシャワーブース。近くに道路があって時々車が通るので、カーテンの開閉には気をつけましょう。
朝食に向かいます。
変わりゆく景色と共に朝食を
レストランでいただく朝食は、ガレットです。野菜もたっぷりのっています。
本日も残念ながら大雪山系を見ることはできませんでしたが、雲の合間から陽が射す雪景色は、またおつなもの。時間とともに雪が溶け、刻一刻と変化する朝の風景は、初冬のはかなげな美しさがありました。
美しい景色に後ろ髪を引かれつつチェックアウト。上川町に来たら「絶対に買わねばならないお土産」を買うために市街地に向かいます。
絶品よもぎ餅「よもぎの里」
目指すは、地元民がこよなく愛する「ひめや製パン菓子舗」のよもぎ餅「よもぎの里」です。
旭川育ちで旭川での勤務経験もあり、かつ餅好きの山﨑にとって、「よもぎの里」抜きに上川町は語れません。パンも美味しいのですが、よもぎ餅なのです。夕方には売り切れてしまうので、前日に予約しておきました。
とにかくよもぎの量の多さが他とは一線を画します。
4代目の鈴木哲也代表の「母方の祖母の味」なんです。鈴木代表のお母さんが子供の頃、春になると祖母がよもぎを摘んで作ってくれたそうで、その「思い出の味」をその時の製法で作っています。
昔ながらの材料だけで作るので、翌日には固くなりますが、その固さがまた良いんです。焼いたり、レンジで温めて食べても美味しいですよ。
よもぎは全て、春に上川管内の野山で1年分を摘み採ったもので、毎年2トン採っているんだとか。生産量を増やすためにもっと採取したくても、時期も人手も限られるので、これ以上はなかなか増やせないとのこと。
最初は、よもぎが採れる春だけ販売していましたが、評判を呼んで回数を増やすうちに、口コミで人気が広まり、通年販売化へ。多い日は、店頭だけで1日500個を売り上げているんですよ。
鈴木代表は「ぜひ上川町に来て、出来たてをその日のうちに食べてください」と話していました。町のふるさと納税の返礼品にもなっています。
ひめや製パン菓子舗 |
▽住所/上川町新町64 |
▽TEL/01658・2・1706 |
▽営業時間/08:30~18:00 |
▽定休日/日曜、コロナ禍により当面の間、祝日も |
雄大な層雲峡温泉
今日の天気では眺望は期待できませんが、層雲峡に足を伸ばします。市街地から車で20分ほどです。途中、層雲峡渓谷と呼ばれる、柱状節理という奇岩の断崖絶壁がそそり立っています。
層雲峡温泉は北海道で有数の湯処です。多くのホテルで日帰り温泉客を受け入れています。
また黒岳5合目の黒岳駅と山麓の層雲峡駅を結ぶ大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイもあり、層雲峡駅舎内には、素敵なカフェもあります。
旭川家具を愛でる
旭川への帰り道、旭川デザインセンターに立ち寄りました。
1、2階合わせて延べ3300平方メートルに、旭川家具工業協同組合に加盟する41社のうち31社がショールームを設けています。家具を買う予定がなくても何時間でもいれる楽しさで、好みのメーカーが見つかるはずです。小物もあるので旭川土産にもいいですよ。
ちなみに旭川家具とは、旭川市、東川町、東神楽町などの家具関連メーカーが生産する家具を総称したブランド名のことです。
かつて20%だった道産材使用率を50%まで押し上げたそうです。さらに木材として使えるまでに80年かかる道産材の主流のナラ材に対して、20年ほどで大丈夫な白樺を使う活動も進んでいて、白樺材を使った家具の展示コーナーもありました。
来年4月には、新たな見どころが増える予定で、旭川家具工業協同組合の坂本庸司サブマネージャーは「産業観光の拠点にしたい。旭川に来たら必ず寄っていただける場所にしたい」と話していました。
秋冬企画展「Tiny&Cozy 小さくて心地よい、私だけの居場所」も開催中で、1人掛けの椅子やソファを中心に、居心地の良いひとり空間を楽しんでもらう内容になっています。
旭川デザインセンター |
▽住所/旭川市永山2の10 |
▽定休日/火曜(祝日除く)、年末年始、お盆 |
▽HP/https://asahikawadesign.com/about/ |
飲茶店でティーブレイク
旭川デザインセンター横に、素敵な台湾式飲茶Cafe「飲茶ぷーあるパレンタ店」があったので、お茶しました。
店内の家具は旭川家具です。お茶の種類が豊富です。
ランチの限定10食の蒸し物セット(1650円)が人気だとか。12月からは胡椒餅を提供する朝食もスタートします。
8月にオープンしたそうで、酒井貴規店長は「当店にしかないものを取りそろえていきますのでぜひご来店を」とPRしていました。
▽HP/https://palemta.net/news/5f379233223ead57aa8aef0d
旭川の夜は、ウナギと行きましょう!
レンタカーを返却し、旭川の夜は「うなぎ かどわき」に向かいます。
ウナギだけで商いをしている北海道では数少ない店です。宮崎県産や鹿児島県産を主流に上質なウナギを生きたまま仕入れて、注文を受けてからさばいてくれます。
夜は、なんと言っても色々な食べ方でウナギを楽しめるコースがオススメです。全品にウナギを使った珍しいコースで、5品と7品があります。今回は、「うなぎ料理7品」(5900円)にしました。予約が必要ですが、当日の午後2時まで受け付けてくれます。
厨房に立つのは、東京の和食料理店での修業経験もある2代目の門脇章さん。先代で父の政雄さんが亡くなった8年前に、伝統の味と店を引き継ぎました。
一品目、素焼きしたウナギがのったサラダを自家製ドレッシングでいただいた後は「鰻洗い」です。
「40年前から出している」という、さっと湯につけ流水でしめた珍しい一品。これはやはり冷酒でいきたい。。。
旭川で限定販売されている「うまいがありすぎ旭川」を頼みました。地元酒蔵の男山が旭川産の酒造好適米と大雪山系の伏流水で仕込んだ純米酒で、「どんな料理にも合う酒」がコンセプトだそうです。
お酒が来るまで、じっと待って、いざいざ。これは絶品なので、ぜひ1度食べていただきたい。
ウナギと言えば「夏の土用の丑の日」が有名ですが、旬は今時期だって知ってました? 「身も締まり、脂ものる冬こそ旬。美味しい時期に食べてもらいたい」とのことです。
3品目はゴボウとウナギを卵でとじた「うな川鍋」でおなかがほっこりしてきます。
ウナギをみそと大葉で包んだ「かをり揚げ」で濃厚な味を楽しんだ後は、ウナギとキュウリを合わせた酢の物「うざく」でさっぱりと。お酒が進みます。
最後は王道の「蒲焼」と「吸物」で大満足です。
門脇さんは「他ではやっていないコース料理を求めて来てくださる人に喜んでもらえるよう、これからもこだわっていきたいです」と話していました。
では、幸せな気持ちで帰路につきます。旭川―札幌間のJRは遅くまで走っていますが、くれぐれも乗り遅れないように。
うなぎ かどわき |
▽住所/旭川市2条通7丁目2・3仲通りプラネット2・7 |
▽TEL/0166・24・4282 |
▽定休日/日曜 |
▽HP/https://h880700.gorp.jp/ |
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