山﨑編集長のご褒美女子旅 vol.4 道央・札幌編㊦定山渓とワインとジンを楽しむ

　頑張った貴女に贈る『ご褒美女子旅』の最終回です。

　道内４エリアを巡る第４弾、道央・札幌編の後編は、定山渓で今注目を集めるベーカリーカフェとプリン、そして定山渓への行き帰りに立ち寄って、ぜひ味わいたい札幌市南区にあるワイナリーとクラフトジンを紹介します。

定山渓に吹く新しい風

ベーカリーカフェ「エクスクラメーションベーカリー」

　定山渓温泉街の西側に、原生林が生い茂るジェラートとピザのお店や、定食屋などの店が集まるエリア「山の風マチ」があります。
　そこに昨春オープンしたベーカリーカフェ「エクスクラメーションベーカリー」があります。店の前には、源泉掛け流しの足湯もあり、夏場はそこでパソコン仕事をする人もいるとか。

　自家製パンには、ショートニングやマーガリンなどは使用せず、北海道産の小麦とバター、俱知安町の石川養鶏場の卵など素材には「安心で、体にいいもの」にこだわっています。

　手にとった人の心に小さな「！（エクスクラメーションマーク）」が生まれる味わいを目指しているそうです。
　「九条葱とちりめん山椒」（４２９円）や定山渓の人気温泉饅頭屋「大黒屋商店」のこしあんを使った「大黒屋さんのあんサンド」（２９１円）など、見ても、食べても、楽しい商品が並びます。九条葱とちりめん山椒は、お酒のおつまみにも最高です。

　そしてなんと言っても人気なのが、ランチタイム（１１時３０分～１５時）限定メニューの「エクスクラメーションバーガー」（１３７５円）です。バンズは全粒粉入りの自家製。１５０グラムあるビーフ１００％のパティは、食感を加えるために牛タンを入れているそうで、食べ応え十分。注文が来てから焼き上げるそうですよ。

　いずれの商品も人気で、午後の早い時間には完売してしまうそうですが、実は午後２時から数量限定で登場する「２時のクリームパン」もオススメだそうです。
　３カ月ごとに変わる季節のパン３種類も楽しめます。

定山渓玉子ぷりん

　１１月にオープンした「心の里　埜（の）のてらす」の「定山渓玉子ぷりん」（４４０円）です。まるで目玉焼きのような外観が注目を集めています。

　目玉はマンゴーとパッションフルーツのジュレ。白身部分はパンナコッタです。その下のプリンは定山渓のナトリウム塩化物泉（食塩泉）をイメージして塩プリンにしてあります。
　てらすで食べることも、テイクアウトすることもできます。てらすでは食事もできますよ。

お得情報「定山渓温泉　泊まってウィンターアクティビティキャンペーン」

　定山渓温泉では、札幌国際スキー場への宿泊者専用直行バスの運行や連泊者へのクーポンプレゼントなど、スノーリゾート・定山渓を楽しめるキャンペーンを行っています。期間は２０２３年２月１９日まで。５つの新しいコンテンツを用意をしていますので、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

▽詳しくはキャンペーンＨＰ／https://jozankei.jp/wintercampaign/

▽定山渓観光協会（ＴＥＬ０１１・５９８・２０１２）

札幌市南区でワインとクラフトジンを楽しむ

　定山渓温泉の帰り道に立ち寄れるワインとクラフトジンの直売所を紹介します。

さっぽろ藤野ワイナリー

ＳＨＯＰ

　亜硫酸塩を最小限に抑えて、無濾過、天然酵母で醸造しているのが特徴です。
　道内の契約農家のブドウを使ったものなど豊富な種類のワインがあります。商品の入れ替わりは激しいとのこと。
　スパークリングは、フランス・シャンパーニュ地方と同じ「瓶内二次発酵」で製造しています。

　自社畑産のブドウを使った「藤野デラウェア２０２１」（３３００円）は、ここのＳＨＯＰのみでの販売中。手作業で丁寧に梗を取り除いて粒の状態でタンクへ入れたそうです。限定１４４本の販売です。ナンバリングしてリリースするそうです。

　ちなみに無濾過ワインを飲む時に瓶の底にたまる澱について「捨てるのが、もったいないんですよね」と貧乏性なことを言ったところ、「お肉を焼くときに使うと、香りが立っていいですよ」と素敵な使い道を教えてもらいました。

カフェ＆レストラン「ヴィーニュ」

　ＳＨＯＰの隣のレストランで、ワインをいただくことができます。ボトルワインのほか、「本日のグラスワイン」が２種類用意されています。
　オリジナルの生パスタと自家製ピザが自慢のお店です。

紅櫻蒸溜所

　南区澄川の紅櫻公園内にある「紅櫻（べにざくら）蒸溜所」は、道内初の洋酒ジンの蒸溜所として２０１８年４月に稼働を始めました。
　ジンのブランド名「９１４８」は、物語中にジンが登場する英国の作家ジョージ・オーウェルの小説「１９８４」から取ったそうです。

　穀物からできた原料用のアルコールを蒸留する過程で、香り付けの主原料になる西洋ネズの実以外に、道内産のシイタケやフキノトウ、サクラ、ハマナスなどを使って個性を出しています。
　蒸溜所２階の直売所では試飲もできますので、お試しあれ。

山﨑編集長のご褒美女子旅 vol.1　美食＆街歩き　道南・函館編㊤

山﨑編集長のご褒美女子旅 vol.2 道北編㊤オーベルジュで美食と景色を楽しむ

山﨑編集長のご褒美女子旅 vol.3 道東編㊤阿寒湖・高級温泉宿を楽しむ

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　北大水産学部時代に１年間、練習船に乗って遠洋航海に出ていた船乗り。北海道新聞社に入社後は、社会部の警察担当を振り出しに、網走、帯広、釧路など道内各地で勤務。東京勤務時代は政権交代時の民主党の番記者として、鳩山政権誕生を取材した。2022年4月にＴｒｉｐＥａｔ北海道を立ち上げ、初代編集長に就任。千歳支局長を経て、24年３月から旭川報道部長。