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2023.01.28

From北海道新聞

〈マチのこだわり味自慢〉フレンチレストラン キャトルヴァン=札幌市*手間かけ無添加 通販でも

北海道新聞記事
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「北海道カスレ」(手前)と「とうもろこしのポタージュ」(奥)
「北海道カスレ」(手前)と「とうもろこしのポタージュ」(奥)=舘山国敏撮影

 北海道の食材と無添加にこだわったコース料理を提供するレストラン。通販でも本格的なフランス料理を届け、家庭で湯煎した後、簡単に手を加えるだけで誕生日やお祝い事の食卓に並べられる。

 おすすめは通販限定の「北海道カスレ」。カスレはフランスで伝統的な煮込み料理だ。店では食材の仕込みに手間をかける。まず豚肉を塩漬けにして4日ほど熟成させたら、ハーブと煮て塩豚を作る。ソーセージは添加物を使わずに手作りする。

 肉類がそろったら、十勝産白インゲン豆の大手亡と煮込む。豆は皮が薄い品種で、舌触りがなめらか。肉のうまみも染みこむ。仕上げはオーブンで焼き上げる。500グラム(3~4人前)で2500円。

 「とうもろこしのポタージュ」も人気だ。一口含むと、みずみずしいトウモロコシの香りが鼻を抜ける。「取れたての味が詰まっている」とオーナーシェフの広中史夫さん(52)さんは胸を張る。

 広中さんによると、トウモロコシは収穫した瞬間から糖度が低下していく。そこで早朝、契約する岩見沢市の農家でもぎたてを受け取り、午前中に調理することで、甘さを逃さない。使うのは牛乳と塩のみ。150グラムで700円。

「落ち着いた雰囲気のなかで食事を楽しんで」と話す、オーナーの広中史夫さん(右)と幸子さん
「落ち着いた雰囲気のなかで食事を楽しんで」と話す、オーナーの広中史夫さん(右)と幸子さん。予約は各時間帯1~3組と限定している(舘山国敏撮影)

 広中さんは深川市出身。高校卒業後、札幌市の結婚式場などで働きながらフレンチを学び、レストランウエディングを行う大手企業でシェフとして活躍した。2010年、妻の幸子さん(50)の地元、札幌市手稲区で店を開いた。「特別な日に選んでもらえる店を目指してきた」と幸子さんは振り返る。

 小樽市との境界近くの店は、閑静な住宅街にたたずみ、窓からはシラカバ林が見える。リラックスして食事できる空間づくりを心がけ、例えば、テーブルクロスをあえて敷いていない。「汚してしまったら」と不安にさせないためだ。

 店の通販サイト「ezokaze(エゾカゼ)」は昨年、幸子さんが立ち上げた。「店の味を多くの人に届けたい」と夫婦は同じ未来を描く。(高津戸璃歩)

▼所在地 札幌市手稲区星置3の9の10の11
▼電話 011・676・4116
▼営業時間 午前11時55分~午後3時、午後6~9時。火、水曜日定休(祝日の場合は営業)。要予約
▼取り寄せ ホームページ「ezokaze」=https://www.ezokazeshop.com/=から
▼交通 JRほしみ駅北口から徒歩10分、銭函ICから車で5分

(北海道新聞2023年1月27日掲載)

〈マチのこだわり味自慢〉風土火水=帯広市*中もっちり ハード系パン
〈マチのこだわり味自慢〉イルピーノ=札幌市*麺に絡む濃厚カニソース
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