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2022.12.24

From北海道新聞

〈マチのこだわり味自慢〉風土火水=帯広市*中もっちり ハード系パン

北海道新聞記事
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「風土火水(ふうどかすい)」の商品。手前の大きなパンが「十勝」、ほかは主力の4種のハード系パン
手前の大きなパンが「十勝」。ほかは主力の4種のハード系パン(中川明紀撮影)

 「食べて安全・安心の有機小麦。そのおいしさをダイレクトに伝えるパン」。帯広市のパン製造・販売の「風土火水(ふうどかすい)」店長、藤本建志さん(43)は、同店で作るパンをこう表現する。

 地元では、ずっしりとしたハード系のパンの店として知られる。看板商品「十勝」(約1800グラム、2千円)はキタノカオリなどをブレンドした道産小麦を使用。「食べにくい」と敬遠されがちなハード系パン特有の酸味を抑え、酸味とうまみのバランスを追求した。「そのまま食べても、手を加えてもおいしい」という自信作だ。

 「十勝」の生地をベースに、雑穀、レーズン、ユズとイヨカンをそれぞれ混ぜ込んだパン3種のほか、十勝産ライ麦で作った「くろぱん」が主力商品だ。

 藤本さんは道内大手のパン製造・販売の会社に勤務していたが、有機小麦への関心が高まって退社。農産物卸「アグリシステム」(十勝管内芽室町)が運営する「風土火水」で、2018年から店長を務める。

ハード系パンに加え、スコーンなども販売する店内
ハード系パンに加え、スコーンなども販売する店内(中川明紀撮影)

 パンの原料はシンプルだ。日本農林規格(JAS)の有機JAS認定の畑で育った小麦と宗谷管内の自然海塩、地下水に、自家培養の天然酵母を加える。

 機械に頼らず、特注の木おけを使い、毎日約50キロの生地を手でこね、気温や湿度を体に感じ、時間や温度を調整しながら発酵させる。まき窯で焼くと、パンの中にゆっくり熱が入り、外側はかりっと、中はもっちりとした食感に仕上がる。「焼くというより蒸すイメージ」。ほんのり、まきの香りもする。

 パンの具材もほとんどが有機栽培のものだ。同店は有機加工食品の工房としてもJAS認証を受ける。藤本さんは「自然に寄り添ったパン。気軽に来てもらえる店にしていきたい」と話す。(帯広報道部 大河原桜)

▼所在地 帯広市西10条南1の10の3
▼電話 0155・67・7677
▼営業時間 午前10時~午後3時半
▼取り寄せ 自社ホームページで販売するほか、ファクス、0155・67・7622でも受け付ける
▼定休日 日曜日、月曜日。この年末年始の休業は25日~来年1月9日
▼交通 JR帯広駅から車で約10分
〈マチのこだわり味自慢〉Jimo豆腐Soia(日乃出食品)=渡島管内七飯町*濃厚 大豆の甘みふわっと
〈マチのこだわり味自慢〉ベーカリーカンスケ=岩見沢市*厳選小麦で香り ふわっと 
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