3年ぶりの本格開催となる「第73回さっぽろ雪まつり」がいよいよ4日に開幕します。雪像が完成し、あとは最終の環境整備を残すのみとなった会場を一足先にご紹介します。
目次
「大通会場」と「すすきの会場」の2会場
開催期間は2023年2月4日~11日。会場は、札幌市中央区の「大通会場」と「すすきの会場」です。コロナ対策で、飲食ブースの設置と、大型滑り台などが人気の「つどーむ会場」(札幌市東区)の開催はありませんのでご注意ください。
とは言え、会場を設けての本格開催は3年ぶりとあって、開幕前から道内外客に加えてインバウンド(訪日外国人客)など多くの観光客が、開幕前の会場を通りから見ていましたよ。
雪氷像の数は、2会場で約160基に及びます。
5基の大雪像が並ぶ「大通会場」
メインの大通会場は、大通公園1~10丁目の約1.3キロに、大きい物で高さ12メートルに及ぶ大雪像5基、中雪像7基、市民雪像などの小雪像88基の計100基が並びます。
日没後は、雪像のライトアップや、雪像に映像を投影するプロジェクションマッピングも楽しめます。
大雪像は4、5、7、8、10丁目に設置されています。そのうちプロジェクションマッピングは、5丁目「道新 雪の広場」と8丁目「雪のHTB広場」の2カ所で行われます。
では、さっぽろテレビ塔を背にして、大通会場を西に向かって紹介していきます。
1,2丁目 カーリングコート&雪ミク
1丁目には、カーリング人気を受け、カーリングコートが設置されています。コートは長さ5メートル、幅15メートルで、公式戦で使われるストーン(石)を投げる無料体験ができます。
2丁目には、札幌発のバーチャルアイドル歌手「初音ミク」の冬版キャラクター「雪ミク」の中雪像があり、「SNOW MIKU2023音と光のスペシャルショー」が毎日17:55~22:00(毎時55分と25分からの5分間)開催されます。
4丁目には、約7200万年前の北海道に生息していたとされる肉食恐竜ティラノサウルスと、胆振管内むかわ町で発見されたカムイサウルスの大雪像があります。
5丁目「道新 雪の広場」で毎日プロジェクションマッピング
5丁目「道新 雪の広場」には、高さ12メートル、幅16メートルの大雪像があり、競走馬のサラブレッドが風を切って走ってます。期間中は毎日17:30から21:45まで、プロジェクションマッピングをやっています!
会場は期間中、北側と南側の通路がそれぞれ一方通行になりますので、ご注意を。
7丁目 滑り台付きの雪像も
7丁目は、ナイチンゲールゆかりの建物「エンブリー荘」です。
7丁目と10丁目には、子どもが楽しめる滑り台付きの雪像もあります。
8丁目 豊平館でプロジェクションマッピング
8丁目は、1964年に国の重要文化財に指定された札幌市中央区にある「豊平館」がものすご~く精巧に再現されています。5丁目「道新 雪の広場」と同様にプロジェクションマッピングを毎日開催します。時間は17:30~20:30です。ちなみに5丁目は21:45までやっていますので、遅い時間しか行けない方は5丁目にどうぞ。
9丁目は市民の広場です。市民雪像や中雪像、小雪像が並びます。
主催の札幌市や札幌観光協会などでつくる「さっぽろ雪まつり実行委員会」では、混雑状況をライブ配信するカメラを4カ所に設置していて、雪まつりの公式ホームページで確認できるようになっているそうです。
10丁目 新球場と滑り台付き雪像
10丁目は、北広島市に3月に開業するプロ野球北海道日本ハムの「北海道ボールパークFビレッジ」がテーマです。新球場「エスコンフィールド」の前で新庄剛志監督が「ビッグボスポーズ」を決めています。
子どもが楽しめる滑り台付きの雪像もあります。
すすきの会場「すすきのアイスワールド2023」
すすきの会場は、札幌駅前通の南4条~南6条の間を歩行者天国にして開催します。60基の美しい氷像が日没から午後11時(最終日は午後10時)までライトアップされます。
氷の中に本物のカニやサケを閉じ込めた「魚入り氷像」が綺麗です。
恒例の「氷彫刻コンクール」も予定されています。
ホテルの料理人らが、雪まつり初日の2月4日午後から一晩かけて美しい氷の彫刻を彫り上げます。完成した氷の彫刻も美しいですが、タイミングが合えば、制作過程を見ることができます。芸術的な技にきっと感動するはずです。
すすきの会場の模様は、追加でアップしたいと思っています。
さっぽろ雪まつり2023開幕すすきの会場きらめく氷の彫刻を紹介〈山﨑編集長☆発〉
ぜひ会場に足を運んで、世界に誇る雪と氷の祭典をお楽しみください。
開催期間中の問い合わせは、さっぽろ雪まつり実行委員会の運営本部、TEL011・281・7205へ。
札幌で味わう北海道内ご当地料理