【留萌】留萌観光連盟(対馬健一会長)は地元の海産品や農産品、加工品のオリジナル詰め合わせ「食の魅力セット」を新たに販売する。留萌管内全8市町村分の計8種類を本年度から3年かけ、インターネットを通じて順次売り出す計画で、第1弾は20日発売の「留萌市」と「増毛町」。地域おこし協力隊員が考案したレシピカードを同封し、ネットで視聴できる調理動画も用意した。
「コロナ下の逆風にさらされる留萌土産の新たな販路に」との期待を込めた取り組み。各自治体で収穫された農産物や水揚げされた海産物のほか、地元企業による加工品を詰め合わせる。本年度分の2自治体は、地元の飲食店やグルメ雑誌などの意見も取り入れて完成させた。
「留萌市」の場合、サケジャーキーやニシンのコンフィ(オイル漬け)など5種類が入る。詰め合わせの商品を使ったクリームパスタや煮込みなど、オリジナル料理のレシピカードを添える。調理動画は動画投稿サイトのユーチューブで見ることができる。一方、「増毛町」はサケトバや酒かすドレッシングなど7種類で、付属するレシピカードはポテトサラダやだし茶漬けなど。
価格は一つ4千~5千円(送料別)とする予定で、いずれも市内の土産店「お勝手屋萌」のサイトで取り扱う。2市町を皮切りに、2023年度中に「小平」「苫前」「羽幌」の3町分、24年度中に「初山別」「遠別」「天塩」の3町村分の各詰め合わせをそれぞれ販売する。
観光連盟の佐藤太紀事務局長は「コロナ下で留萌に来られない観光客向けに、ネット注文してもらい、家庭で留萌地方を感じてもらえれば」と話している。問い合わせは観光連盟事務局(FMもえる内)、電話0164・42・3871へ。(猫島一人)
(北海道新聞2023年2月8日掲載)
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