「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」の日本遺産認定を目指す市日本遺産推進協議会は、一般家庭で親しまれてきた料理を掘り起こす取り組みを進めている。市民の暮らしと密接に関わってきた食文化を広く発信し、認定に役立てたい考えだ。
「我(わ)が家の『小樽めし』」と題し、料理名や作り方、料理を教わった人、エピソードなどを、料理のジャンルを問わず募っている。2月下旬に募集を始め、今月4日時点で約70件が寄せられた。ニシン漬けやホッケのいずし、くじら汁などの情報が寄せられた。
集まった情報は「小樽文化遺産ポータル」(http://otarubunkaisan.jp/)に掲載する。市観光振興室は「食文化はマチの歴史。募集を通じて地域の魅力を再認識してもらうきっかけにしたい」としている。
市民のほか、市外に住む小樽市出身の人も応募できる。締め切りは設けておらず、「祖父母が作っていた」などの思い出でも可。事務局(〒047・0031、小樽市色内1の9の6、オー・プラン内)に郵送するか、こちらから応募する。問い合わせは事務局、電話0134・29・1003へ。(阿部里子)
(北海道新聞2023年3月16日掲載)
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