【紋別】菓子製造販売の高砂屋菓子舗(上渚滑町3)は、スポンジにオホーツク産の大豆「とよみづき」を使ったロールケーキとシフォンケーキを発売した。大豆を粉にして、小麦粉の代わりに使ったグルテンフリーの商品。ふわふわの食感は維持しつつ、大豆の優しい風味が口の中に広がるスイーツだ。
昨年12月にオホーツク総合振興局が開催した「豆キュン♡プロジェクト」に出した2品。大豆を使った高砂屋の商品はスティックケーキ、プリンに次ぐ第3弾で、大豆は、北見の農業生産法人「イソップアグリシステム」などオホーツク管内の生産者が栽培したものを使用した。
ロールケーキのクリームには、オホーツク産の赤インゲン豆の新品種「きたロッソ」も混ぜた。従来のロールケーキと同じ製法で作るとスポンジが膨らみ過ぎ、生地の材料の配合調整に苦労したという。シフォンは生地に入れるメレンゲの気泡をつぶさないよう混ぜたり、オーブンで焼く時間を工夫したりして、従来のシフォンの食感を維持した。渡辺孝博代表(60)は「地場産素材の良さを生かしたスイーツをぜひ味わって」と呼びかける。
ロールケーキは324円、シフォンケーキ(直径18センチ)は1080円。3月1日から本店とイオン紋別店内の高砂屋で販売している。問い合わせは高砂屋、電話0158・25・2322へ。(仲沢大夢)
(北海道新聞2023年4月4日掲載)
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