【小樽】小樽市内の若手経営者でつくる「小樽運河100年プロジェクト」の実行委が、運河沿いの小樽芸術村ステンドグラス美術館(色内1)2階で「ミュージアムカフェ」の営業を始めた。運河完成日の12月27日までの期間限定。目玉は写真を飲み物などに“プリント”できるメニューで、「運河や美術館の写真で試して」とPRしている。
実行委は今年の運河完成100年を記念し、各イベントを企画しており、カフェは7月3日に開業した。実行委メンバーで市内で飲食店2店を展開する「北海道テイスト」(小樽)の佐々木健二社長(46)が切り盛りしている。
プリントメニューは、スマートフォンから写真を送ると6色の食用色素で画像を描く「フードプリンター」を使用。アイスコーヒーとアイスミルクティー(各800円)、クッキー(600円)で楽しめる。
店内では、運河の動画上映やパネル展も実施。25、26日に小樽で行われた将棋の王位戦で藤井聡太王位が食べたニトリ観光果樹園(後志管内余市町)のアップルパイ(600円)なども提供している。佐々木さんは「目の前の運河を眺めながら楽しんで」と話す。
入店は無料。午前10時~午後3時。月曜と美術館休館日は休み。問い合わせは佐々木さん、電話090・9438・8476へ。
(佐藤宏光)
(北海道新聞2023年7月31日掲載)