香り豊かで、この時期しか味わえない新そば。実は北海道は、そばの収穫量が全国1位、日本を代表するそばの一大産地です。道内各地の新そばを一度に楽しめるという、そば好きには見逃せないイベント「北海道 そばフェス2023」が10月18日(水)から、札幌・大通公園8丁目(札幌市中央区大通西8丁目)で始まります。29日(日)まで=23日(月)と24日(火)はお休み=。
同イベントには、幌加内町をはじめ、和寒町や新得町など道内各地域で収穫されたばかりのそば粉で作った風味豊かな新そばを用意。メニューは道内各地の有名14店が「ぶっかけ」「せいろ」「カレー」など、そば本来の味を楽しむメニューを提供します。もちろん、トッピングは、各店舗がそばとの相性や、“味変”させるアイテムとして独自に提供します。焼鳥や天ぷら、寿司やガレットなどフードも盛りだくさん。また会場ではそば打ちデモやそば打ち教室などのイベントも行います。北海道のそばの魅力あふれる10日間。ぜひ会場で、この時期の北海道の恵みを味わいましょう!
※そばの産地や、出店者および提供メニューが変わる場合があります。
目次
出店者は14店、前後半で入れ替えも
開催期間は2期に分かれています。出店者によって「1期のみ」「2期のみ」「1期と2期ともに出店」という3種類の組み合わせがあります。
第1期:10月18日(水)~22日(日)
第2期:10月25日(水)~29日(日)
※10月23日(月)と24日(火)は出店者入れ替えのためお休み。
営業時間:各日とも午前10時30分~午後8時30分(ラストオーダー8時)
※1日各店1,000食限定
※雨天決行
1期・2期とも出店(10/18~29)
「幌加内そば」…生産量、作付面積ともに日本一である幌加内町のそば活性化協議会の皆さんが新そばを提供します。そばは、かけ、もり、そして、ぶっかけそばの3種類。すべて、二八そば。
「長命庵」…生活習慣病の予防に効果があるとされる成分「ルチン」が通常のそばの約100倍含まれているダッタンそば。農薬や化学肥料を使わず店主が手塩にかけた「有機ダッタン」をかけ、もりの2種類でシンプルに
「北堂」…「蝦夷前のそば屋」と自負するほど、道産の材料にこだわる店主が、今回は富良野産のそば粉を使用して、ぶっかけとあつもりそば、「トロトロ茄子の揚げ浸し蕎麦」「ネバネバ兄弟」「きのこたっぷりおろし蕎麦」の5種類を提供。
「そば工房ふたば」…元力士の店主が、大樹町産のそば粉「十勝海霧そば®」を使って、二八そばをシンプルに「もり」「かけ」で。
「Com Dining」…「和寒雪割そば」は、そばを美味しくすると言われている寒暖差が60度を超える和寒町で収穫されたそば粉を原料に、旭川の製麺業者と共同で開発。
1期のみ出店(10/18~22)
「一休製麺」…ダッタンそばの生産量日本一を誇る雄武町産の低糖質ダッタンそばを使った、鴨せいろのみを提供。美味しさはそのままに糖質を気にする方に最適。
「正直家」…今回は下川産のそば粉を使った「かけ」「もり」と「皮脂鶏セイロ」の3種類を提供。鶏皮を低温でじっくりと温め、サラりとしながらも、コクのある鶏脂が入った暖かい汁で。
「蕎麦さとやま」…カレー南蛮は、15種類以上のスパイスと、20種類ほどの食材を使用して作ったカレーペーストに、道産高級昆布をベースとしたスープを合わせた、店舗でも人気の一品。
「麺’s 倶楽部(くらぶ) ASMO」…「豆乳坦々蕎麦」の汁は、芝麻醤を使い、辛味を利かせた挽肉やザーサイの細切りなどを合わせ、北海道産の大豆100%から搾った、甘さ際立つ豆乳でまろやかに仕上げた。共和産のそば粉を太麺に仕上げたそばをつけてどうぞ。
2期のみ出店(10/25~29)
「蕎麦花-SOBANA-」…かわりそばを出すお店。今回は蘭越産のそば粉を使った温かい「牛すじ蕎麦」。プルプルの牛肉がたっぷり入ったそばは食べ応え十分。
「葉実皮」…全粒粉を使用したそばを「かけ」と「もり」、そして、「カレーセイロ」で提供します。スパイスの効いたカレーあんは相性抜群。
「そば処吉野家」…客の8割が注文する、夕張のソウルフード。黄金色のカレーあんは、具は豚バラ肉とタマネギだけとシンプルですが、スパイスを利かせたコクのある味わいが特徴。
「農家のそばや 羊蹄山」…名峰・羊蹄山のふもとに広がる畑作地帯の一角にある「農家のそばや羊蹄山」。約37ヘクタールの畑で栽培した道内在来品種「ボタンソバ」を石臼で製粉、打ったそばを提供。
「小嶋屋総本店」…道外から唯一のゲスト出店。「へぎ」という器に盛られ、海藻のフノリ(布乃利)をつなぎに使った滑らかな「へぎそば」。その元祖の店「小嶋屋総本店」が今回、新潟から参加。一口ずつ美しく盛られたそばは、口に入れると喉ごしはツルっと、口の中ではシコシコ。
フードや飲み物も充実
これだけ多彩な種類が楽しめるそばに加えて、会場には、焼き鳥や寿司、スイーツなどのフードブースも設けられます。ドリンクはソフトドリンクとアルコール類の両方用意されています。ビール、サワー、ハイボール、日本酒、そば焼酎など、アルコール類の価格はいずれも600円(税込)~。ソフトドリンクは300円(同)~。
物販コーナーやそば打ち教室も
物販コーナーでは、出店者が各地の自慢のそば関連商品が並ぶ予定。各地のそばを集めたコーナーでは、現地でしか手に入らない商品も並ぶそうです。また、そば打ちデモンストレーションは期間中、毎日実施。土日限定でそば打ち教室も開催されます。
申し込みは同フェスホームページ https://sobafes.com から。
そばはチケット制で前売り販売中
会場の「そば」はチケット制、そばのトッピングや飲食ブースでのフードは現金やキャッシュレス対応となります。既に10月1日から道新プレイガイドやセイコーマートの店内マルチコピー機で前売りチケットを販売中。当日券もあります。料金は下記の通りです。
【前売券】
▽道新プレイガイド (札幌市中央区大通西3道新ビル1階、午前10時~午後6時、日曜定休)
▽セイコーマート店内マルチコピー機
セコマコード:C23101801
▽市民交流プラザチケットセンター(札幌市中央区北1西1札幌市民交流プラザ2階、午前10時~午後7時、休刊日を除く)
【当日券】
前売券発売所と会場内チケット売り場で購入できます
【問い合わせ】
北海道そばフェス2023運営事務局
(株)道新サービスセンター内
電話:011-614-3944(平日午前9時30分~午後5時30分)
【公式ホームページ】
https://sobafes.com/
「北海道そばフェス2023」開幕! 新そばの風味と秋の訪れを楽しむ~札幌大通公園で10/29日まで 初日10/18レポート